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パーキンソン病患者の脳にiPS細胞を移植 京大で世界初

更新:2018/11/09 15:57

 「よく覚悟を持って(治験に)チャレンジしていただいた。(患者に)感謝と敬意を表したい」(京都大学iPS細胞研究所 高橋淳教授)

 京都大学が難病のパーキンソン病を治療するため、iPS細胞を変化させて患者の脳内に移植する世界初の治験を行ったと発表しました。パーキンソン病は脳内で情報伝達を担う「ドーパミン」を作り出す細胞が減少し、手足の震えや体のこわばりなどが起こる難病で、京大は先月、治験に応募した50代の男性患者に対し「ドーパミン」を作るよう処理を施したiPS細胞を男性患者の脳内に移植したということです。

 いまのところ、脳出血などの異常は確認されていないということで、今回は脳の左側部分のみの移植ですが、半年間経過を見て安全性が確認できれば脳の右側の治験も行われる見通しです。iPS細胞を実際の患者に臨床応用するのは、目、心臓に続いて3例目です。


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