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台風21号で大阪府内7割以上の銭湯が被害 再開できぬまま廃業も

更新:2018/10/11 19:15

 関西空港が浸水するなど数々の被害をもたらした先月の台風21号では、銭湯も大きなダメージを受けていました。煙突が折れるなど大阪府内の7割以上が被害を訴えていて、やむを得ず休業や廃業を決めたところもあります。

 先月、近畿を直撃した台風21号。猛烈な風が各地で大きな被害をもたらしました。打撃は銭湯業界にも…。東大阪市の「長瀬温泉」では煙突が強風で折れてしまい、銭湯の横にある自宅側に倒れてきました。

 Q.ここに見えているのは煙突の骨組み?
 「ぱらぱらーって音がしたので、2階に上がって階段のところで上をみたら、砂ぼこりと煙突のすすで真っ黒になってた。もう終わったなーって」(長瀬温泉 町口英雄さん)

 倒れてきた煙突が屋根を突き破り、2階の部屋の半分ほどがむき出しになっています。浴場の屋根も穴が空いてしまっています。台風から1か月以上経ちますが、復旧するめどは全くたっていないと言います。

 「生活できるお金は持っているけど、こっち(修理)に回せるお金がない」(長瀬温泉 町口英雄さん)

 ほかにも、煙突が倒れたり屋根が飛ばされるなどして休業を余儀なくされている銭湯が相次いでいます。大阪府公衆浴場組合によりますと、府内にある約400の銭湯のうち7割以上が煙突や天窓などに被害を受けたといいます。

 「先を見越した修繕、資本投資がなかなかやりづらい経営状況になっているので、メンテナンスが後回し後回しという形になったのが、こういう結果になってしまったのではないかなと」(大阪府公衆浴場組合 土本昇副理事長)

 再開できないまま、廃業を決めた銭湯もあります。

 「経営者の大部分が70歳以上が多いので、この機会に店をたたもうかという話をよく聞きます」(大阪府公衆浴場組合 土本昇副理事長)

 組合は今後、行政からの支援を求めていく予定だということです。


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