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全学校の危険ブロック塀調査 大阪府は全国平均の2倍

更新:2018/08/10 19:30

 高槻市で小学校のブロック塀が地震で倒壊し女子児童が亡くなった事故を受け、国が全国すべての学校を対象とした調査の結果を発表しました。大阪府では危険なブロック塀がある公立学校の割合が49.2%と、全国平均の2倍近くに達していることがわかりました。

 大阪府立摂津高校では、7月末から学校を取り囲むブロック塀の撤去作業が始まっています。

 「大人が通っても圧迫感、恐怖感を感じますので、ブロック塀を撤去することになったと」(校長)

 6月の大阪府北部を震源とする地震では、建築基準法違反の状態だった小学校のブロック塀が倒壊し、9歳の女子児童が死亡しました。事態を重く見た文部科学省は、全国の小中高校や幼稚園など5万を超える学校施設すべてで、ブロック塀の安全性を調査するよう指示。その結果、大阪府では危険なブロック塀がある公立学校の割合が49.2%と、都道府県で3番目に高く、全国平均の2倍近くに達していることがわかりました。近畿・徳島では5つの府県が全国平均を上回りましたが、その中でも大阪府は特に高い数字となっています。対策が必要なブロック塀の総延長は約136キロに及んでいます。なぜ大阪府にこれだけ多くの危険なブロック塀があるのでしょうか?

 「昭和50年代ぐらいに多くの学校を建てた。築年数としてはけっこう経っている学校が多い。ブロック塀はおそらく校舎を建てた時に同時に作った」(大阪府教育庁施設財務課・佐々木浩之課長)

 大阪には築年数の古い学校が多いことが一つの要因となった可能性があるといいます。今回の調査では大阪府の公立学校のうち69%の学校にブロック塀があり、全国で最も高い数字となっていることもわかりました。安全か危険かを問わず、ブロック塀が使われている割合がそもそも多府県より多いのです。

 「安全性を担保できないものは早く取り除いていく。実施するための国の役割、財政支援はお願いしたい」(大阪府・松井一郎知事)

 文部科学省は自治体が速やかに撤去を進められるよう、必要な措置を検討するとしています。


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