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由良川支流氾濫で農作物にも深刻な被害

更新:2018/07/11 19:14

 今回の豪雨では京都府福知山市や舞鶴市を流れる「由良川」の支流が氾濫しましたが、周辺の地域では、収穫時期を迎えていた農作物にも大きな被害がでています。

 「ここらへんは湖やったよ。」

 今回の豪雨により由良川沿いの地域では複数の支流が氾濫し、家屋や店舗が浸水しました。そんな中、農作物にも大きな被害が見えてきました。

 「もう片付けるのも嫌になってきてな。ここが浸水の跡」(一ノ世尊徳さん)
 「ここまで水がきていたんですか」(記者)

 京都府舞鶴市で農業を営む84歳の一ノ世尊徳さん。

 「これが万願寺甘とうです。みな泥を被ってしまった。こっち側も洗ってみたけど泥が落ちないんです。もうこんなもんあかん、収穫しても腐りよる」(一ノ世尊徳さん)

 近くの由良川支流の氾濫で、地元名産の「万願寺甘とう」を育てていたビニールハウスが水没。例年だと約1トンの収穫がある食べ頃の万願寺甘とうが全滅したということです。被害額は130万円にのぼります。さらにトマトを育てているビニールハウスでは。

 「この状態。収穫時期は時期なんです」(一ノ世尊徳さん)

 浸水の上、換気設備も故障し、異常な高温になっていて売り物にはなりません。

 「今の時期では近年ないので、水が入ってくるのは。去年は収穫した後だった」(一ノ世尊徳さん)

 一方、京都・福知山市の茶色く泥が被った畑は、本来は緑広がる両丹茶の茶畑です。先月一番茶を摘み終えたばかりで被害は少ないとみられていますが、2メートル10センチの高さに設置された日光を遮るための覆いの上まで水が押し寄せ、泥が積もってしまったといいます。

 「いつもやったら秋の台風シーズンに(水害が)くるから、それまでには幕を撤去していたけど、今回はこんなに早くくるとは思わなかった。平成16年の時には50年に1度の大水やと言ったけど嘘ばっかりや。14年間で4回も水につかっているので」(両丹茶農家 勝田孝男さん・68歳)

 由良川が流れる福知山市・舞鶴市・綾部市の農協によりますと、浸水被害は米270ヘクタール・茶畑12ヘクタールに及び、特産品の枝豆「紫ずきん」でも被害が報告されていますが、被害の全貌はまだ調査中だということです。


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