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展示ケース内に高い濃度の有機酸ガス、国宝にさびのおそれも

更新:04/17 12:08

 奈良県の橿原考古学研究所附属博物館の国宝を収めている展示ケースで、さびを誘発する有害ガスが基準値を大幅に超えて検出されていたことがわかりました。

 橿原考古学研究所によりますと、斑鳩町の藤ノ木古墳から出土し、国宝に指定されている、金銅製の冠や馬具などを収めた2つのケースを2014年に調査したところ、さびつきを招く有機酸ガスのギ酸と酢酸が国の推奨値を大幅に超える濃度で検出されたということです。

 原因はケースに使われている接着剤などとみられ、冠や靴のケースはギ酸が推奨値の約140倍、酢酸は約20倍の濃度でした。馬具のケースは改修して濃度が推奨値未満となりましたが、冠や靴のケースの改修は未定だということです。研究所は「現時点で傷みなどは見られないが、対策を検討していきたい」としています。

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