MBS 毎日放送

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TBS-MBS系全国ネット(28局)
31日(日)よる時放送(2時間SP)

あらすじ

 郷里で秀才ともてはやされたのは遠い昔。門間崇史(仲村トオル)は、四十をこえ、住宅関連企業での出世もかなわない。子育てに協力しない夫に愛想をつかした妻・燎子(紺野まひる )は、息子とともに実家に帰ってしまった。一方、崇史の母・千勢(八千草薫 )は、東日本大震災で宮城の家を失い、抗がん剤の副作用に苦しみながら、関東に住む崇史の家の近くで入院している。末期がんを確信した彼女の気がかりは、音信不通の次男・拓海(玉山鉄二)のことだ。拓海は現在、秋葉原でアイドルイベントを主催し、苦しい生活をしのいでいる。出来の悪い弟の尻ぬぐいをしてきた崇史は、母の愛情を一身に受けてきた拓海に複雑な感情を抱いていて・・・。
 東北で生まれ育ち、性格も暮らしぶりも違う兄弟が、母の病気をきっかけに再会する。余命わずかな母の願いで、家族はキャンピングカーを借り、松島を目指す。松島は、父親を早くなくした彼らが、唯一家族旅行をした思い出の場所であった。
 北上する道中、一向は雛(朝倉あき)という、お腹に子を宿した若い女性を拾う。雛は幼い頃、母から虐待を受け、今も父親となるべき男に逃げられるなど、幸せな家庭とはほど遠い女だった。様々な人との出会いと広がる被災地の光景。母と兄弟、そして雛・・・それぞれの想いを胸に旅を続けるが。

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