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苦境ラーメン店が「かつ丼」に"かつ路"!?かつ丼チェーンの『バーチャルショップ』として料理提供

2021年03月19日(金)放送

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コロナ禍で苦境に立たされた京都のラーメン店が活路を見出したのは「かつ丼」でした。

1日に2~3人しか客が来ない日も

京都・祇園にあるラーメン店「京拉麺 美鶴」は、新型コロナウイルスで大きな打撃を受けました。

(京拉麺 美鶴 竹田康司店長)
「売り上げの90%以上が海外の方だった。(コロナ禍で)売り上げが1割もないような状態でしたね。1日に2~3人しか来店がない中でもずっと朝から晩までいた時は今考えるとぞっとします。」
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2回目の緊急事態宣言を受け、この店では時短要請の期間が終わる3月21日まで店内営業を休止に。その間はデリバリーのみで売り上げを得ていたということですが、時短要請の期間中、竹田さんは厨房で「かつ丼」を作っていました。
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―――普段からかつ丼を出していた?
「いえ、出しておりませんでした。かつ丼をやられているお店の宅配専門の『バーチャルショップ』ということで契約させていただいた。」

『バーチャルショップ』とは?

『バーチャルショップ』の仕組みはこうです。まず、ラーメン店や居酒屋などの飲食店は、神戸市のかつ丼チェーンと「宅配専門のフランチャイズ契約」を結びます。すると、かつ丼チェーンからは同じ味を再現するために、調理器具の無償貸し出しのほか、同じ材料や調理のノウハウが提供されます。元の店の屋号はそのままで、お客さんにはかつ丼チェーンのものとして料理を宅配サービス経由で提供するのです。
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(京拉麺 美鶴 竹田康司店長)
「おいしいものをお客様にお届けすることができるのであれば、ラーメン以外でもいいんじゃないかということで判断しました。」
―――かかっている経費は?
「少額で済むという形でのご提案でしたので、あまり金額的にはかかっていないのが現実です。」

加盟店側の負担は、研修費などの初期コスト約15万円と、月額3万円のシステム利用料やかかった材料費・雑費だけです。売り上げから歩合などで引かれるロイヤリティーではないため、加盟店の負担が少なく済むといいます。

「来年3月までに200店舗を」バーチャルショップの拡大目指すかつ丼チェーン

フランチャイズ元のかつ丼チェーン「吉兵衛」は、神戸・三宮にある地下の市場でスタートした小さなかつ丼店でした。それが去年10月からバーチャル展開を始め、今や北海道や関東など全国に10のバーチャルショップがあります。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、今後も吉兵衛はバーチャルショップを拡大させるといいます。
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―――実店舗を持たなくていいのは大きい?
(吉兵衛 上林守社長)
「そうですね。この時期に新たな投資や固定費を抱えるのは経営上リスクも高いと判断しました。来年の3月までに200店舗という気持ちで頑張って取り組んでいます。」
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また、ラーメン店の竹田さんは次のように話します。

(京拉麺 美鶴 竹田康司店長)
「(店を再開しても)元のラーメンだけでやっていた状態に戻るとはなかなか思っていませんので、逆に(かつ丼の宅配を)どんどんいきたいと思っています。」
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決して麺はのばしませんが、かつ丼とのお付き合いは長~くのびそうです。

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