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世代超えて愛された『スマスイ』のイルカショー見納め ファンもトレーナーも涙の約束「また会える日まで」

2021年03月01日(月)放送

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神戸市立須磨海浜水族園、通称『スマスイ』が大規模改修を始めるため、本館以外の営業を2021年2月28日で終えました。人気の「イルカショー」も見納めとなります。

1957年に開業した『スマスイ』(神戸・須磨区)。地元の人を中心に愛されてきましたが、中でも多くの人を集めるのが「イルカライブ館」です。
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5頭のイルカによる迫力満点のジャンプや息の合った演技は人々の心を鷲掴みにします。

トレーナーの橋本智晶さん。10年以上イルカを担当してきました。

(須磨海浜水族園・イルカ担当 橋本智晶さん)
「私たち人間が一人一人顔や性格が違うのと同じように、イルカたちにもすごく個性がありますね。『きっとイルカがこう考えているだろう』というのは、直接会話ができないので、こちらが一方的に『こう思っているからこうしよう』というのは決めつけないようにしています。」
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言葉が話せない生き物を相手にしているからこそ毎日の体調管理が重要。小さな変化も見逃さないように全身をチェックします。愛情たっぷりに育ててきたイルカたち。しかし別れの時が近づいています。

スマスイは民営化され、2024年春に西日本最大級の水族館として生まれ変わります。本館以外の全ての施設の営業を2021年2月末で終え、2021年4月から解体工事が始まります。イルカたちもリニューアルの間はスマスイから移動することになっています。橋本さんは今の施設でのスマスイ最後のショーに使命感を持っていました。

(須磨海浜水族園・イルカ担当 橋本智晶さん)
「3年間会えなくなっちゃうと思うと、毎日毎日12年間一緒に仕事をしてきた仲間たちなので、さみしいなと思う気持ちが最初は強かったです。32年という歴史を刻んできたこの場所で、その瞬間の最後を務めることができるということはすごく責任のあること。感謝の思いをどうやったら伝えることができるのだろうということを考えながらライブを行っています。」

そして迎えた2月28日の最終日。開園前から多くのお客さんが訪れていました。

(アナウンス)
「イルカライブ館内、現在お客さま多数のため、入場するのも大変厳しい状況になっています。」

会場は満席です。

ショーが始まりました。トレーナーたちの思いが伝わったのか切れのあるジャンプを決めるイルカたちに、大きな声援が上がります。
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橋本さんもイルカたちと一緒に水中へ。日々のトレーニングの成果を出し切りました。

32年の歴史に幕を閉じた「イルカライブ館」。訪れた人それぞれの思いが溢れました。

(来園者)「さみしい。もう思い出たっぷりなので。」
(来園者)「長年、小さいころから親しんできたので、最後とは感無量。」

(子ども)「たのしかった。」
(来園者)「さみしいですけれど、また3年後ぜひ会いに来たいと思います。」
(子ども)「(泣く)」
(来園者)「さみしいんですね。」

橋本さんも来園者と言葉を交わします。

(橋本さん)「また3年後会いに来てね。約束だよ。」
 (子ども)「(うなずく)」

また会える日まで、届けてきた感動は観客の心に刻まれています。

(3月1日放送 MBSテレビ「Newsミント!」より)

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