MBS 毎日放送

ミント! ミント!

毎週月~金曜日 ごご3:49~放送関西のニュースは毎週月~金曜日 ごご4:30~放送

ミント!

「祖国の家族が心配」ミャンマーのクーデターに不安募る技能実習生 連絡も仕送りもできず「早く平和になってほしい」

2021年02月22日(月)放送

SHARE
Twitter
Facebook
はてなブログ
LINE

ミャンマーで起きた軍事クーデターを巡りデモ隊への銃撃が相次ぐなど緊張が高まる中、関西にも多くのミャンマー人が暮らしていて不安を募らせています。

2月1日、ミャンマーで起きた軍によるクーデター。アウン・サン・スー・チー氏らが拘束され、治安当局は抗議するデモ隊に発砲し、死者も出ました。

兵庫県新温泉町で子どもたちに英語を教えるミャンマー出身のナイン・ナイン・アウンさん。2009年に日本人男性と結婚し、“ナイナイさん”と呼ばれ、地元で親しまれています。語学力を生かし、これまでスー・チー氏との対談で通訳を務めるなどしてきました。長年、日本で暮らすナイナイさんですが、今回祖国で起きたクーデターに大きなショックを受けました。

(ミャンマー出身 ナイン・ナイン・アウンさん)
「本当かどうか信じられないくらいでした。私たち、特に若者たちは民主化を経験してしまったので、もう一回、軍事政権には戻りたくないと思っています。」

ナイナイさんは週3回、隣接する鳥取県でミャンマーからやってきた技能実習生に対して日本語や文化などを教えています。

太平洋戦争中、鳥取県や兵庫県出身者を中心に編成された「鳥取連隊」。旧・ビルマに派遣され、インパール作戦などで多くの兵士が戦死しましたが、現地の住民から温かい支援を受けたといいます。

こうした歴史もあり、地元のスーパーマーケットが3年前から技能実習生の受け入れをはじめ、現在は23人に上っています。将来、ミャンマーと日本の架け橋になると期待される技能実習生たちですが、日本でも連日伝えられる抗議デモの様子に動揺が広がっています。

(ミャンマーの技能実習生)
「家族のことが心配。早く平和になってほしい。」
「心配だけれど私は何もできないので。連絡はあるけれど時々インターネットができないので心配しています。」

軍事クーデターでミャンマー国内のインターネットが繋がらず、家族との連絡が途絶えることがあるといいます。ほかにも…

(ミャンマー出身 ナイン・ナイン・アウンさん)
「銀行がダメになっていて、毎月の仕送りができなくなって、今ものすごく心配になっています。家族も仕事がなくなって、日本にいるこの子たちはお金を送りたいが、それができないので。」

23人の技能実習生の中で唯一の既婚者であるサン・サン・ミインさんは、子ども2人をミャンマーに残して来日し、1年が経ちました。

(ミャンマー出身 サン・サン・ミインさん)
「長女は11歳で末っ子は6歳です。さみしいよ。本当にさみしい。今はもっと心配している。国の(情勢が)あまりよくないから。」

不安を募らせて勉強が手につかない実習生も出てきたとナイナイさんは心配します。

(ミャンマー出身 ナイン・ナイン・アウンさん)
「今回クーデターがあって、みんな勉強する気持ちになっていないんですね。勉強どころではなくて、毎日ミャンマーのことが気になってニュースを見たり家族のことを心配したり、いろいろ不安になっているので。」

ナイナイさんは平和な日常を取り戻せるように世界の国々に協力してほしいと訴えます。

(ミャンマー出身 ナイン・ナイン・アウンさん)
「ミャンマーの国民は不安と恐怖と悔しい怒りなどで毎日夜も眠れないので早く平和になってほしい。ミャンマーの国民は自分たちの力ではできないので世界から何とかして助けてほしいと思っています。」

(2月22日放送 MBSテレビ「Newsミント!」より)

最近の記事

バックナンバー