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"レッドゾーン"担当の看護師が話す『大阪コロナ重症センター』開設から1か月

2021年01月15日(金)放送

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開設から1か月が経った「大阪コロナ重症センター」。MBSは以前、ここで働くことを決めた看護師を取材しましたが、現在のセンターの様子や、患者と向き合ってきた1か月の思いなど、再び話を聞きました。

“力になりたい”大阪コロナ重症センターで勤務する看護師

防護服に身を包み、厳戒態勢で新型コロナウイルス患者のケアにあたる看護師たち。1月14日に大阪府が公開した、大阪市住吉区にある「大阪コロナ重症センター」内部の様子です。

大阪コロナ重症センターで働く看護師の今別府三鈴さん(33)。MBSが最初にお話を聞いたのは、1か月前の大阪コロナ重症センターが開設される直前でした。

看護師歴14年の今別府さんは、2020年8月から新型コロナウイルスの軽症患者を受け入れる宿泊療養施設で働いていました。しかし、大阪コロナ重症センター開設に向け、看護師不足が深刻だったことから、人工呼吸器管理の経験がある今別府さんに声がかかったのです。

(今別府三鈴さん 2020年12月12日)
「重症ケアに関わりたいとは思っていたので、自分が力になれるのであればやってみようかなと思って。」

2020年12月15日、大阪コロナ重症センターに勤務する初日の朝…。

(今別府三鈴さん 2020年12月15日)
「資料を全部読み返して、研修で患者を受け入れるシミュレーションをしていたので、しっかり思い出しながら。」

「レッドゾーン」担当 防護服にN95マスクを着用し患者ケア

この日から1か月、今別府さんは夜勤も含めた勤務を続けています。1月14日、この1か月についてお話を伺いました。

(今別府三鈴さん)
「濃い1日を毎日過ごしているんだなと思います。」

大阪コロナ重症センターの内部は、患者の薬や点滴などを準備する『グリーンゾーン』と、患者が過ごす『レッドゾーン』に分かれています。今別府さんはレッドゾーンの担当です。

(大阪コロナ重症センター内部の映像を説明する今別府三鈴さん)
「ここから入っていきます。」
(Q入る時は毎日どんな気持ちを持ちながら入るのですか?)
「『行きます』という気持ち。『入ります』『行ってきます』と。」

レッドゾーンでは、防護服を着てN95マスクを着用した状態で患者のケアをします。

(今別府三鈴さん)
「(患者は)ペンを持つ力が弱くなるので。指で文字を書いてくださろうとする人も多くて、手のひらを差し出して。」

看護師の体調も考慮して、休憩は2時間おき。水分補給などをして、再度新しい防護服に着替えてレッドゾーンへと入ります。多い時で5~6回、防護服を脱ぎ着するといいます。

Q精神的にしんどいと思うことはありましたか?
(今別府三鈴さん)「それより、患者さんのことが優先されるべきだと思うので。」

全国の看護師と働くことについて

大阪コロナ重症センターにはこれまで、自衛隊の看護師ら7人が派遣されたほか、大阪府の吉村洋文知事の要請を受けて全国から応援が入りました。経験豊富な看護師たちに教わることも多いといいます。

(今別府三鈴さん)
「患者の状態をアセスメント(分析など)する、そこのアセスメントの仕方というのはやっぱり『なるほど』と思うことが多くて。引き出しが多い人が多い。より自分ももうちょっと勉強しようと思います。」

今は医療従事者向けのホテルで暮らす今別府さん。この1か月の間にはクリスマスや年末年始もありました。

Qクリスマスはどのように過ごされましたか?
(今別府三鈴さん)「友達とリモート飲み会をして、それぞれでいい食べ物を買って、とか。」

役目を終える日まで働く

そんな中でも、看護師としての喜びを感じる瞬間があったといいます。

(今別府三鈴さん)
「手を握って『ありがとう』と言ってくれたことがうれしかったですね。すごく感謝していただいて。そんなに言ってもらって『こちらこそありがとうです』と。」

今後2年間、稼働することが決まっている大阪コロナ重症センター。今別府さんはセンターが役目を終える日まで働きたいと思っています。

(今別府三鈴さん)
「早く大阪コロナ重症センターが必要なくなってほしいと思いつつ、大阪コロナ重症センターがある以上は、私自身は頑張って色々なことを覚えていくなどしなきゃいけないなという気持ちはあります。」

(1月15日放送 MBSテレビ「ミント!」より)

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