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【コロナと弱者(3)】月収60万円から無職に...東京で仕事無く大阪へ NPOの助けで再出発「普通に生活できるまで頑張る」

2020年12月25日(金)放送

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新型コロナウイルスによって、解雇や雇い止めにあった人が7万7000人を超えるなど、経済的に困窮する人々が増えています。仕事や住む場所を失った人、支援が受けられない人…。影響は若い世代にも暗い影を落としていました。

佐々木和也さん(仮名・24)。2020年11月に東京から大阪にやって来ました。

(佐々木さん)
「財布とカバンと、自分の洋服だけで来たという感じです。」
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荷物はポシェットだけです。

(Qまさか大阪に来ると思っていましたか?)
(佐々木さん)「思ってもなかったですよ。」

佐々木さんは、新宿・歌舞伎町の居酒屋で店長として働き、月収は60万円ほどありましたが、2020年7月に新型コロナウイルスによって閉店し、職を失いました。

(佐々木さん)
「東京だと全部、新型コロナウイルスで、派遣会社とかも受け入れができないとかで。関西に行くしかないかなと思って。」

関西に来て、寮付きで日払いの仕事をしましたが、想像以上に過酷で長くは続きませんでした。その後はインターネットカフェを転々とする生活を送ったといいます。

(佐々木さん)
「あんまり寝られなかったし、不安は不安。どうしようかなっていう。」

貯金は底をつき、支援団体に助けを求めました。それが、大阪市北区にある認定NPO法人「Homedoor」です。ここでは、ホームレスの人に仕事を提供し、路上生活から抜け出す手助けをしています。

(認定NPO法人「Homedoor」 川口加奈理事長(29))
「相談者数が圧倒的に増えているので。相談を受けるこちら側にも感染のリスクはある中で、でも目の前の方が困っていらっしゃる以上、なんとか活動を続けていかないといけないなと思います。」

佐々木さんは、「Homedoor」の事務所の上にある施設に泊まりながら、新たな仕事を探すことになりました。

(佐々木さん)
「もし同じような人がいたら、頼ってもいい場所なのかなと思います。」

その後、12月7日、佐々木さんが部屋を出る準備をしていました。「Homedoor」から紹介してもらった建設会社で働くことになったのです。

(佐々木さん)
「今日行く会社の人が迎えに来てくれるので、それを待つ感じです。もう1回、ちゃんとひとり暮らしができて、普通に生活できるまでは、とりあえず頑張りたいなと思います。」

24歳の再出発です。

(12月25日放送 MBSテレビ「Newsミント!」内『特集』より)

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