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GoTo『カニバブル』の街は今...盛り上がり取材直後にまさかの"GoTo一斉停止" 翻弄される現場の声

2020年12月24日(木)放送

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カニの産地として知られる兵庫県北部の香美町香住。12月前半に取材した際には、カニの値段が高騰し、“カニバブル”で街が盛り上がりを見せていました。しかし、GoToトラベル一斉停止でそれも一転…再び苦境に立たされています。

2020年のカニの水揚げ量はやや減っていますが、香住漁港の市場では、全体の取引き額は例年に比べて27%も増え、1匹あたりの価格が3割以上も高くなっていました。

その理由は…

(カニ販売店・店長 12月13日)
「GoToのチケット、使い切ってくださいよ!」

12月13日の「かに市場」(兵庫・香美町)、販売店では観光客が続々と訪れてカニを購入していきます。そのほとんどが、GoToトラベルのクーポンで支払っていました。まさに“カニバブル状態”。年末年始も観光客で賑わうはずでした。

ところが取材翌日の12月14日、政府は「年末年始のGoToトラベルの全国一斉停止」を発表したのです。突然の方向転換に、カニバブルでわいていた香住を12月23日に再び取材をすると…「かに市場」の客の姿はまばらになっていました。10日ほど前の活気は見られません。

(カニ販売店・店長 12月23日)
「どうぞ皆さんいらっしゃい、いろいろあるから来てみて!まけてあげる。」

客を必死に呼び込む「かに市場」の店長の姿がありました。

この店長は、生き残りをかけ、宅配サービスに力をいれることにしました。

(「かに市場」店長 山田直弘さん)
「こちらからお客さんに送るかっこうで、電話で連絡して。常連さんには『こういうカニありますよ』と。」

カニの値段は年末年始の贈答用の利用もあり、まだ変化はないといいますが…。

(但馬漁協香住支所 澤田敏幸さん)
「これから完全に(GoToキャンペーンが)止まってしまうと、需要がかなり減ってくるのではないかなと予想はされます。かなり不安要素が多いですね。」

一方、年末年始がかきいれ時の旅館も。12月13日に取材した旅館「庄屋」では、それまでキャンペーンの影響で大繁盛でしたが、GoToトラベル停止の発表後、徐々に影響が出始め、12月23日の予約は1件でした。予約で埋まっていた年末年始は、すでに50組100人ほどキャンセルが出たといいます。

(旅館「庄屋」 西本庄作さん)
「12月27日の日曜日が終わったら宿泊はゼロに近い状態ですね。確かに苦しいですね。経済的に、仕事ができないというのは、すごく不安です。」

GoToキャンペーンに翻弄されるカニのまち。我慢の日々が続きます。

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