バーチャル空間で名物「いか焼き」を注文!独学で作られたVR店舗は実際の百貨店とそっくり!?
2020年12月18日(金)放送
世界最大級の仮想空間イベント『バーチャルマーケット』。インターネット上のバーチャル空間で実際の買い物やコミュニケーションができるというものです。参加する人も企業も増えているといい、今回、大阪の百貨店も出展しています。
5回目となる『バーチャルマーケット』に初めて出展しているのが「阪神梅田本店」です。店舗をVRで再現し、実際に店を訪れたような体験ができるということです。
今回の企画を担当する阪神梅田本店の食祭企画担当・吉川直希さんは、VRの作成は未経験でしたが、独学でバーチャル店舗を作り上げたと話します。
(阪神梅田本店・食祭企画担当 吉川直希さん)
「企画から交渉、製作まで1人で致しました。きっかけは新型コロナウイルスの流行でして、今年の春に休業を余儀なくされて、VRであればコロナ禍でもお客さまとコミュニケーションや買い物体験の楽しさを提供できるのではないかと。なるべく、大阪の店舗に来ていただいたような空間を味わっていただけるように、今の阪神梅田本店と同じデザインにしています。」
例えばVR空間の紙袋も、実際のものとほぼ同じデザインにしています。
なかでもこだわったというのが、阪神名物の「いか焼き」です。
(阪神梅田本店・食祭企画担当 吉川直希さん)
「実際の店舗でも特注の鉄板で上下から圧と熱をかけて焼いているのですが、リアルの店舗と同じように、いか焼きが焼ける工程をバーチャルでご覧いただくことができます。」
もちろん、いか焼きは実際に購入することができ、冷凍された状態で届くので、電子レンジで温めれば家で楽しむことが出来ます。
また、商品のことなどについて知りたいことがあれば、実際の店員が扮したアバター販売員「おやつ少年こっしー」が接客してくれる仕組みになっています。
(阪急阪神百貨店・マーケティング2部 佐藤陽介さん)
「営業時間や店舗面積の限界が、今後、デジタルを駆使していくことで、お客さまとの接点をよりたくさん作っていける。お客さまの生活をどう豊かにできるかを常に追求して、オンライン・オフラインの価値を高めていきたいと思っています。」
【バーチャルマーケット5】
開催期間:2020年12月19日~2021年1月10日