MBS 毎日放送

ミント! ミント!

毎週月~金曜日 ごご3:49~放送関西のニュースは毎週月~金曜日 ごご4:30~放送

ミント!

全ては雇用守るため!タクシー会社が続々と新戦略『マスク手作り・バス売却・宅配業・レッカー業』さらに次策は?

2020年12月17日(木)放送

SHARE
Twitter
Facebook
はてなブログ
LINE

GoToトラベルの一斉停止で観光業界は苦境に立たされています。そんな中、大阪のタクシー会社は、生き残りをかけた新戦略を次々と打ち出しています。

(日本城タクシー 坂本篤紀社長)
「うわー1月も仕事がキャンセルになってるやん。第3波の影響で、やっと入った仕事も、キャンセルキャンセル。」

急転直下のGoToトラベル一斉停止に悲鳴を上げているのは、観光バス事業などを行う「日本城タクシー」です。

これまで中国人観光客相手のツアーバスなどで業績を伸ばしてきましたが、今年に入り、新型コロナウイルスの影響で仕事が激減。運転手11人の雇用を守るため…まずは社長自らマスク作りに励みました。

さらに大型バス3台を売却して人件費を捻出。

そしてバス運転手が宅配事業を始めるなど、生き残りをかけて様々な取り組みを行ってきました。

そんな会社が、今年9月から始めたのが『故障車のレッカーサービス』です。中古のトラックを購入し、保険会社などの依頼を受け、坂本社長自らが事故現場に駆け付け、車を修理工場まで運びます。

(日本城タクシー 坂本篤紀社長)
「故障車・事故車の引き取りの許可が取れているので、バスに代わる仕事の一つやね。わりと入ってくるんです仕事として。」

宅配事業や故障車レッカーサービスなどの売り上げは、去年の観光バス事業に比べて、わずか6分の1ほどですが、バス運転手の雇用は何とか守られているといいます。しかし肝心の観光バス事業は、コロナの感染拡大で来年1月以降も仕事がほとんどない状態です。

そこで新たに始めるのが『PCR検査付バスツアー』です。

(日本城タクシー 坂本篤紀社長)
「PCR検査で陰性を確認して冬の旅へGO!と。唾液を専用のキットに入れて送って、向こうで検査をしてもらって、メールで結果を教えてくれる。」

1泊2日のカニ旅行で、ツアー参加者は事前にPCR検査を行います。民間の検査会社を利用し、検査費用は4980円です。

早速、坂本社長自ら、お得意先に営業に回ります。

(営業活動をする坂本社長)
「ひょっとしたらかかっているかもしれないから、先に検査して旅行に行ったらいいねん。気持ちよく陰性で行こうやと。2万円のカニを食わんと。」

客の反応も上々のようです。

(得意先の人)
「コロナがこれだけ広がっていたら行きにくいですよね。検査をしてもらえるのはありがたいですね。」

次々と新たな一手を仕掛ける坂本社長。全てはコロナ収束後を見据えての戦略だといいます。
20201217_takusi--000358835.jpg
(日本城タクシー 坂本篤紀社長)
「仕事を続けていかないとあかん。例えベビーカステラを焼いてでも、やっぱりみんなを守っていかないと。いざ始まった時に勝負事やからね。バス回復しましたという時に運転手さんがいないバス会社は終わってしまうよ。どれだけ持ってるかやねベテランを。」

最近の記事

バックナンバー