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面会謝絶を乗り越える『お見舞い専用防護服』東京ドーム手がけた大型テント業者が開発

2020年12月16日(水)放送

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大阪府などでは、高齢者施設での新型コロナウイルスの集団感染が相次いでいて、多くの施設で“入所者と家族らの面会”が制限されています。こうした状況を改善しようと、東京ドームをはじめ多くの大型施設の屋根を手がけてきた大阪の大型テント業者が動きました。

大阪市淀川区の大型テント大手「太陽工業」。

そこで見せていただいたのが「メディコン」という製品です。宇宙服の様にも見えますが、『お見舞い用の感染防護服(税抜き12万円)』なんです。
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(太陽工業総務部 上田テツヤ課長)
「新型コロナが発生してから、病院も老人保健施設もそうですが面会謝絶が続いています。そういう状況の中で、“なんとか面会ができるような環境を実現したい”という現場の声を反映するための製品です。」

実際に記者が着てみると、後ろにファスナーがあるため着用には助けは必要ですが、簡単に着ることができました。
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(記者リポート)
「意外と軽いですね。そして動きやすい。防護服を着ているという感じはあまりないです。」

生地を溶かして接着させる“溶着”という技術を使っているために密閉性が高く、その上、後ろにファンが付いていて蒸れることなく快適に着ることができます。

今年4月に開発をスタートさせたものの、初号機はロボットのキャラクターのような防護服に。

2作目は運送用の袋を転用したため腕がありませんでした。医療従事者のアドバイスを受けながら、4か月間で15回以上の試作を重ね、ようやく完成しました。

(太陽工業総務部 上田テツヤ課長)
「いろんな形でいろんな面会が謝絶になっている。場合によっては出産とか、ケースバイケースでいろんな形の面会謝絶を、こういうスーツで面会が実現できる形にもっていきたいと思っています。」

介護の現場でも使われ始めています。

【感染防護服を使った面会の様子(映像提供:萌福祉サービス)】
「おばあちゃん、元気そうだね。」
「ちゃんと朝昼晩ご飯食べてるしね。夜も暖かくして寝れるしね。」

久しぶりの孫との面会に嬉しそうな女性。防護服越しでも直接触れ合うことができるため、入居者やその家族から感謝の言葉が多く届いているといいます。

(太陽工業総務部 上田テツヤ課長)
「スーツがあることによって、やっと面会できるようになりましたとか、半年ぶりに会えましたとか、そういう声を聞くことがあるので。非常にお届けしてよかったなと思います。」

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