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『大阪コロナ重症センター』で"力になりたい"と決意した看護師 全国から人材集まり"手順や用語"に違い...抱く気持ちは同じ

2020年12月14日(月)放送

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新型コロナウイルスの重症患者専用の臨時施設「大阪コロナ重症センター」(大阪・住吉区)が12月15日から稼働しました。運用開始までは看護師確保に難航し、自衛隊や他の自治体からも看護師を派遣してもらう予定です。ここで働く看護師の一人を取材しました。

看護師歴14年の今別府三鈴さん(33)。この「大阪コロナ重症センター」で働きたいと手を挙げました。

(今別府三鈴さん)
「ぴりっと気が引き締められる思いにはなりますね。期待していただいている分、しっかりやらなきゃなと。」

今別府さんは2020年8月~11月まで軽症者向けの宿泊療養施設で看護師をしていました。

(今別府三鈴さん)
「重症センターができるという話があったので、重症ケアに関わりたいとは思っていたので、自分が力になれるのであればやってみようかなと思って。」

鹿児島県出身の今別府さん。2020年5月まで14年間、大阪市内の病院で脳外科病棟の看護師をしていました。退職後、宿泊療養施設で看護師を募集していることを知り、そこで働いていましたが、重症センターの看護師が不足していることから、人工呼吸器管理の経験がある今別府さんに声がかかったと言います。しかし、軽症者と重症者では、看護師の仕事は全く違います。そこで…

(今別府三鈴さん)
「今まで働いていたところとはまったく違うので、わからないことが私の中で多くて、解決できるように本を読み漁っています。」

本には“ICU”や“人工呼吸器”などの文字が並びます。他にも看護協会で研修を受けるなどして備えてきました。

(今別府三鈴さん)
「気管切開をされている人がほとんどだと聞いているので、お話しもできないし。お話しができないとなると、相手が何を言いたいのか、くみ取る能力じゃないけれど、そこも歯がゆさを感じると思いますね。どれだけ理解してあげられるか、難しいですよね。でもやっていくしかないので。」

12月11日、報道陣に公開された「重症センター」の研修の様子。研修では、センターに搬送された新型コロナウイルスの重症患者を受け入れ、CT検査をした上でICUに送るまでの、流れを確認しました。

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国内の様々な場所から集まった看護師たち。一緒に働く上で、準備の手順や使う用語にも違いがありましたが、抱く気持ちは同じです。

(重症センターで働く看護師)
「転職中だったので、少しでも力になれるならと。」
(重症センターで働く看護師)
「1日でも早く収束できるように、感染拡大しないように頑張るだけです。」

(今別府三鈴さん)
「(Q集まっている看護師たちの空気感は?)初日の顔合わせはけっこう緊張していたんですけれど、職場の雰囲気としては、かなりいいなと感じています。周りはほとんど超急性期(重症の患者)を看ていた方なので、メンバーに対する不安はまったくないですね。むしろ頼りにしています。」

センターの30床全てのベッドを稼働させるために必要な看護師は130人。12月11日、大阪府の吉村洋文知事は看護師確保のめどが立ったと話しました。

(今別府三鈴さん)
「今ここで私たちが議論して決めたこと、それを『(新しく来る)次の人にも伝えられるようにしよう』という話し合いまでしている。患者が安全に療養できるようにと考えて、『ああでもない、こうでもない』と議論しています。そこは看護師としてのプライドを持って、みんなが集まれていると思います。」

(12月14日放送 MBSテレビ「ミント!」内より)

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