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「給料をもらえるようにしてあげないと...」大阪"時短要請"への対応分かれる飲食店 キタ・ミナミの夜は変わった?

2020年11月30日(月)放送

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新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、大阪市の一部のエリアでは、アルコール類を提供する飲食店などを対象とした「時短営業の要請」が始まりました。年末のかき入れ時の要請に、店側も対応を迫られています。

大阪府では、11月28日には新規感染者463人が確認され、翌29日も381人の感染が判明するなど感染拡大が深刻化しています。こうした中、大阪府は11月27日の金曜日から、梅田や道頓堀などの繁華街がある大阪市の北区と中央区で、アルコール類の提供や接待を伴う飲食店を対象に午後9時までの時短営業を要請しました。期間は15日間です。

(大阪府 吉村洋文知事 11月30日)
「短期間で集中してこの感染の山を抑えたい。」
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初日となった27日、ミナミにある飲食店「居酒屋秘密基地ぱんどら」では午後9時に営業を終えるため、開店時間を早めることにしました。店の客に話を聞くと…

(客)
「(午後9時閉店は)早いですね。オープンが早くなった分それにあわせて飲みに来るんですけどね。そうしないと気分良く帰れないのでね。」

要請に協力した店舗には、国や大阪府と大阪市から合わせて50万円の協力金が支払われる予定ですが、店長は次のように話します。

(居酒屋秘密基地ぱんどら 吉弘友彦店長)
「正直、売り上げ的には厳しいですけれども、感染が広がっていることを考えると仕方がないんかな。なんとかこの約2週間乗り切って、その後の年末の忘年会とかでミナミがまた元気になれればありがたいですし。」
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そして、午後9時になると、時短要請がかけられている中央区の道頓堀では次々と店じまいが行われていました。ミナミでは3度目となる時短営業に、街の人はどう感じているのでしょうか。

(ミナミを歩いていた人)
「しょうがないんですけど、ちょっと午後9時は早いかなっていう…。どこにも平日仕事終わりとかにも食べにいけないんで。」
「これがいつまで続くんかなという気持ちは少しあります。(Q今からもう一軒行く?)そうですね。開いてなければおとなしく帰ろうかなというところです。」
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一方で、通常営業を続ける店もありました。今年10月にオープンしたばかりの「bar sanban」では、ピークタイムに店を閉めると経営が成り立たないことから、時短要請には応じないことを決めたということです。

(bar sanban 桑原勇太オーナー)
「午後8時、午後9時からが人が増えてくる時間なので、そこで閉店すると一番痛手かなと。50万円いただくよりも、正直、オープンした方が売り上げが上がりますので。天秤にかけると、営業しようかという決断になりました。」

もう1つの要請エリア・北区の11月27日夜も取材しました。北新地にある「ラウンジ『なかた』」は、今回の要請には応じないといいます。

(ラウンジ「なかた」 中田ゆかさん)
「申し訳ないけど、従えないですね。夜12時まで営業したいと思います。どうしてかというと、(前回の休業要請時は)うちは2か月お店休んで、女の子に給料1円も払わずに我慢してもらったんですよ。今回は、たとえわずかでも女の子たちが給料をもらえるようにしてあげないと。」

クラブやラウンジは2軒目として訪れる客も多いため、午後9時閉店では売り上げは期待できません。
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一方、時短要請に応じる「ラウンジ『いづみ』」では、近くの複数の飲食店から料理を取り寄せるサービスを始めました。食事もできるようにすることで、これまでより早い時間から足を運んでもらおうという狙いです。

(ラウンジ「いづみ」 河野靖子さん)
「頑張って午後9時までの時短営業をしますので、1日も早くコロナが収束することを祈っています。」
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時短要請の影響は飲食店以外にもありました。27日の午後10時をまわった北新地はタクシーがずらりと並ぶものの、客が乗り込む姿はあまり見られません。

(タクシーの運転手)
「お客さんが少ない。ガクンと落ちましたね。金曜日は(自社の場合)全車出ているような状態なんですが、きょうは3分の1休んでいますね。」
「忘年会もないし、大変やと思います。」

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