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【特集】コロナ禍に『紅葉』どう愛でる?「ライブ配信」や「あえての新スポット開放」も!京都&滋賀

2020年11月20日(金)放送

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今年も紅葉が見ごろとなってきました。関西にも名所と呼ばれる所が数多くありますが、「密」をいかにして防ぐのか。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、対策に頭を悩ませています。コロナ禍で迎えたいつもと少し違う紅葉の愛で方とは。

京都・永観堂 一方通行制限や一部立ち入り禁止も

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で迎えた紅葉シーズン。インバウンドは消えたものの、11月中旬、古都・京都の玄関口であるJR京都駅の市バス乗り場には、例年通り長蛇の列ができていました。

(観光客)
「心配とかありますけど、手洗いやマスクを徹底して楽しみたい。」
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紅葉の名所では、どこもかしこも感染症対策に追われています。京都市左京区の永観堂(禅林寺)では、検温所を設けた上で、拝観ルートは一方通行に制限しました。
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さらに、もみじ越しに京都市内が一望できるとして人気の多宝塔は、密を懸念して11月19日から立ち入りを禁止することにしました。
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(永観堂 北林大尚執事)
「ギュウギュウ詰め、鈴なりになりますので、危険度も増します。閉めたほうがいいだろうという苦肉の策であります。」

滋賀・石山寺 “あえて”新たなスポットを開放

密を防ぐため、逆の発想で対応するところも。滋賀県大津市の石山寺はライトアップされた紅葉が人気です。

(石山寺 鷲尾龍華責任役員)
「今年は“エリアを広げよう”ということで、新エリアとして無憂園というお庭を開放しました。」
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これまでは参道や本堂などをライトアップしていましたが、拝観者をまばらにするため、エリアを制限するのではなく、あえて新たなスポットを開放したのです。
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さらに、100m続く紅葉のトンネルと優しく灯る行燈が拝観者を出迎えていましたが、参道を広げるため、今年は行燈をなくしました。
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(石山寺 鷲尾龍華責任役員)
「参道に置いてしまうと、どうしてもみなさんは間を通らないといけないというふうにお考えになるみたいですので、密になってしまうかなということで、今年はどけさせていただきました。外に出られないと、どうしても気持ちが塞いでしまうとかつまってくる方も多いように感じておりましたので、息抜きというか静かなひと時を過ごしてもらえればと思っています。」

滋賀・鶏足寺 やむなく拝観受け入れ中止した名所も

一方、つらい選択をした所も。滋賀県長浜市の鶏足寺は、落ち葉で赤く染まる参道が『もみじのじゅうたん』とも呼ばれ、去年の秋は約8万人が訪れました。しかし、高齢化が進む地元住民らから感染への不安の声が上がり、今年は拝観の受け入れを中止したのです。
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【鶏足寺近くの道路での様子】
 (警備員)「もみじの参道に来られましたか?」
(訪れた人)「はい。」
 (警備員)「すみません。今年はコロナの影響で中止にさせてもらっているんですよ。」
(訪れた人)「まったく見られないの?」
 (警備員)「駐車場も全面閉鎖中なので、車をとめてもらえないです。」

(訪れた人)
「京都市内から来ているのに、こんなところまで来て入れないって…。期待してきてるのにね。」

京都・東福寺 「絶景」と「非公開文化財」をネット配信

紅葉シーズンだけで例年30万人もの拝観者が訪れるという京都市東山区の東福寺。境内の渓谷にかかる通天橋からの眺めはまさに絶景です。今回、寺では…。

(東福寺 明石碧洲広報主事)
「ドローンによる撮影を行って、それを生配信でお届けしようかなと思っています。」
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コロナ禍で寺まで足を運べない人たちにも楽しんでもらおうと、ドローンで撮影した紅葉の映像をインターネットで生配信するというのです。
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このドローン映像と同時に、実は“ある企画”も進行していました。それは、東福寺の住職ら6人が出演して、一般公開していない文化財の内部を中継で紹介するというものです。生配信ではちょっと珍しい場所が見られるようです。
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(リハーサルする住職)
「東司(とうす)というんですけれど、こちらはお手洗いのことで…。こちらの場所は私語厳禁で談笑することもできませんので、素早く用をすまして素早く入れ替わると。」

日本で現存する最古のトイレだといいます。トイレのほかにも…
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(リハーサルする住職)
「この中で蒸気で体を清めて汗を流す。体を温めるという形です。」

約560年前に建てられた、現代でいうサウナのようなお風呂です。
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美しい紅葉と住職たちのアツい想いが詰まった中継は11月21日午前10時から生配信されます。

(東福寺 明石碧洲広報主事)
「色づきもいつもよりきれいなんじゃないかというふうに思って見ています。(コロナで)気持ちが不安な方々がおられても、勇気づけれくれているようにも思えます。」

コロナ禍の特別な秋が深まっていきます。

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