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遊休機材で『遊覧飛行』"高度900mの夕陽" コロナで運休・減便する中でスタッフが発案

2020年11月18日(水)放送

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ローカル路線を運航する航空会社が、新型コロナウイルスの逆風が吹く中、瀬戸内海などの上空を飛ぶ“遊覧飛行”を始めました。

週末の神戸空港。目を引くグリーンの機体には「FDA」と書かれています。

(FDA神戸空港支店 桑野洋一郎支店長)
「知名度がほとんどないですね。FDAをよろしくお願いします。」
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こう社名を売り込むのは、FDA(フジドリームエアラインズ)の神戸空港支店長・桑野洋一郎さんです。

この日の青森便の搭乗客は9人。いつも自ら出迎えます。新型コロナウイルスの感染拡大以降、フライトごとの機内の消毒も支店長自ら作業にあたります。

(FDA神戸空港支店 桑野洋一郎支店長)
「ボタンとか、シートベルトのところとか、時間との戦いなので。」
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静岡空港を拠点とするFDA。羽田や伊丹などの発着が多い大手とは一線を画した『地方と地方を結ぶ』がコンセプトで、神戸空港に就航して1年あまりになりました。神戸からは、長野県の松本空港・島根県の出雲空港・青森空港・高知空港の4路線を運航していますが、コロナで運休・減便を余儀なくされています。

こうした中、スタッフの発案で今年10月から始めたのが“遊覧飛行”です。

(FDA神戸空港支店 桑野洋一郎支店長)
「(運休などで)飛行機が余っていますよね。ここで遊休機材としていますので、これをなんとか活用できないかなと。知名度を上げるチャンスではないかと。」

取材した日は夕日を見る遊覧飛行の日。少しでもいい景色を見てもらおうと、乗務員はルートや高度について綿密な打ち合わせを重ねます。

(機長)
「すごく楽しみです。遊覧自体あたることが少ないですし。コロナ禍でないとできないことなので、新鮮で、そういう意味ではいい機会になっていると思っています。」
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遊覧に欠かせない機内アナウンスは副操縦士が担当します。

(副操縦士)
「このためにずっと勉強してきました。家でも練習して、家族にこんなんでどう?みたいな。」

そして午後4時前、参加者が続々と集まってきました。今回のツアーはほぼ満席の人気ぶりです。
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定期便同様に保安検査を受けてスタンバイOK。いよいよフライトです。
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機内で参加者に手渡されたのはお手製のフライトプラン。神戸空港から西へ、明石海峡や家島上空を飛び、小豆島周辺で旋回。姫路から大阪市内上空を経て戻ってくるルートです。

(副操縦士のアナウンス)
「現在、高度約900mところにいますので、地上で日没を見ておられる方々よりも5分ほど遅い時間まで夕日を見ることができます。」

かなり低いところを飛んでいるため、肉眼で建物や景色まで確認できます。
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(副操縦士のアナウンス)
「左前方、いま姫路城がご覧いただけます。」

(参加者)
「あれかな??だいぶ近いですね、やっぱり。」
「すごく楽しいです。(アナウンスで)どこになにがあるのかわかるので、自分たちもそれを探して、見つけられました。姫路城とか。」
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日没の景色。空の上から見るのは格別です。徐々に日が暮れ、夜の景色に変わりました。遊覧飛行の1時間20分はあっという間に過ぎていきました。無事、神戸空港に到着。

フライトを終え、乗務員も安堵の表情です。

(機長)
「僕らもできる限りのことはやったと思っています。また乗ってもらいたい。」
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(副操縦士)
「(Q練習したアナウンスの成果は?)100点です。またやりたいです。」
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(FDA神戸空港支店 桑野洋一郎支店長)
「認知度をまず上げることですから。多少なりともFDAをいいなと思ってもらえるはずですから。有意義な遊覧フライトだと思います。」

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