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【特集】『銀河エクスプレスの夜』に響く"駅弁の立ち売り"の声

2020年09月23日(水)放送

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今年9月からJR西日本が運行を始めた『WEST EXPRESS 銀河』は、久しぶりの深夜特急とあって、幅広い年代の人気を集めています。この新しい深夜特急の登場に賑わう駅があります。“銀河エクスプレスの夜”を取材しました。

「WEST EXPRESS 銀河」は京都駅と島根県の出雲市駅を結ぶ新しい深夜特急です。営業運転が始まったのは9月11日。京都駅を21時15分に出発し、西へ西へと向かいます。

銀河が54分間停車する『JR姫路駅』

この銀河エクスプレスに期待を寄せる停車駅がありました。兵庫県の姫路駅です。
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出雲市行きは月曜日と金曜日の運行で、姫路駅に23時48分に到着し、出発は0時42分。54分間も停車するのです。

これをチャンスと捉えたのが、姫路駅で駅弁とえきそばを販売する「まねき食品」です。新型コロナウイルスの感染拡大で、一時は駅弁の売り上げが8割近く減り、今も苦戦が続く中、銀河の登場と長時間の停車は久しぶりの明るい出来事。
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早速、新しい駅弁作りに取り掛かりました。地元・兵庫県の名産を盛り込んだ銀河弁当は「兵庫五国酒肴弁当」と銘打っています。中には、播磨名物のあなご寿司、逆さイナリ寿司の但馬牛乗せ、姫路おでん風・厚揚げと大根のしょうが醤油かけ、などが盛り込まれています。
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(まねき食品・工場長 毛利繁さん)
「みなさんの期待の大きい列車なので。どういうお弁当を作ったらいいのかなというのは凄く悩みましたね。」

約40年ぶりに復活した“駅弁の立ち売り”

明治創業の駅弁屋さん。深夜のホームを活気付ける演出も考えました。昔ながらのスタイルです。姫路駅では1978年(昭和53年)までホームで“駅弁の立ち売り”をしていました。その後は列車の窓が開かなくなるなどで立ち売りをやめていました。
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今回、銀河向けに立ち売りを一時的に復活させ、若い社員が大役を務めることなりました。

(中谷倫哉さん)
「結構これだけで重量感がありますね。」

立ち売りに必要なのは掛け声です。昔は駅ごとに特徴がありました。

(中谷さん)「当時姫路駅で販売していた掛け声で販売したいと思います。」
(Q姫路駅の掛け声とは?)
(居合わせた先輩の声)「ベント、ベントォー。ベント、ベントォー。」
(中谷さん)「ベント、ベントォー。ベント、ベントォー。」
(Q緊張していますか?)
(中谷さん)「緊張してます。ベント、ベントォー。ベント、ベントォー。お弁当、いかがでしょうかー。」

9月18日金曜日の夜、11時48分、銀河が到着。乗客がぞろぞろとホームに降り立ちます。
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お目当てはホームにある姫路駅名物の「えきそば」のようです。銀河では特別にどんぶりを車内に持ち込むことが許されているそうです。

(中谷さん)「ベント、ベントォー。ベント、ベントォー。お弁当、いかがでしょうかー。」

立ち売り初挑戦の中谷さん。販売もそこそこに、懐かしがる乗客からの人気を集めていました。駅弁は特設の売店で次々に売れていきました。立ち売りの宣伝効果はあったようです。
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(客)「国鉄時代の駅弁を売っている売り子さんの姿。すばらしいと思います。」

(中谷さん)「お客さんの反応は凄く嬉しそうで楽しそうでしたね。“写真撮らせてください”とか凄く喜んでくれました。」

0時42分。姫路駅の深夜の賑わいは終わり、銀河は夜の鉄路をさらに西へと向かいました。

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