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今年のお盆休みの帰省は?『帰る楽しみ』『迎える楽しみ』それぞれの葛藤の声

2020年08月04日(火)放送

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新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、間もなくお盆休みを迎えます。ただ政府は『帰省による高齢者への感染には注意が必要』という認識を示していて、帰省を諦める家族も増えてきているようです。お盆休みはどのように過ごす予定なのか、帰省する側、帰省を待つ側、双方の想いを取材しました。

『お盆休みの帰省』はOK?NG?

(西村康稔経済再生担当大臣)
「おじいちゃんおばあちゃんに感染のリスクがあるので、みんなで食事をすると飛沫が飛ぶことになります。ですから、そういったことに十分注意してもらわないといけない。」

(菅義偉官房長官)
「県をまたぐ移動について国として一律に控えてくださいと言っているわけではなく、またお盆の帰省を制限するとかしないとか方向性を申し上げたものではなく。」

西村康稔経済再生担当大臣は“帰省して高齢者と過ごすなら注意が必要”との認識を示しています。その一方で、政府は『GoToトラベル』を推進しているだけに、菅義偉官房長官はあくまで“一律の自粛は求めていない”と強調します。

また『お盆休みの帰省』について関西の各知事も、基本的には“感染症対策をすれば問題ない”という見解です。

(大阪府 吉村洋文知事 8月3日)
「感染症対策もしっかり取りながら実家で親族に会うのは、役所がやめてくださいというのは違うんじゃないかと思っています。そこまで自粛というのだったら、GoToキャンペーンは辞めるべきじゃないかなと思います。」

(兵庫県 井戸敏三知事 8月3日)
「孫から祖父母にうつすケースがちょこちょこ出てきてはいるんですが、こういう団らんまで今の段階でやめろというのは酷なのではないか。」

(和歌山県 仁坂吉伸知事 8月4日)
「現在、いま、きょうは、別にとやかく言うつもりはありません。ただ、どうもこれはやばいと思う時期があれば、そこはまたそのときに申し上げたい。」

帰省する側 帰省を待つ側

そんな中、大阪市浪速区で沖縄料理店を営む天願一也さん(31)。妻の菜津季さん(31)、長男の善くん(2)との3人暮らしで、お盆休みはふるさとの沖縄へ帰省するはずでした。

(一也さん)「親戚の家まわったり、時間があれば海行ったり。(長男は)沖縄の海に入ったことがないんですよ。」

しかし、沖縄は感染状況が特に深刻で、人口10万人あたりの感染者数では東京や大阪の大都市を上回り、8月3日までの1週間では全国最多。病床の利用率も100%を超えていて、まさに『医療崩壊の瀬戸際』です。

そのため天願さんは1年ぶりの沖縄を楽しみにしていましたが、急きょ飛行機をキャンセルし、帰省を断念することにしました。その代わりにテレビ電話を使って、沖縄に住む母親と連絡を取り合いました。

   (一也さん)「あ。出た。ばあばね。」
(一也さんの母親)「こんにちは。」
   (一也さん)「今年もう帰らないから。元気?」
(一也さんの母親)「それなりに元気です。」
   (一也さん)「沖縄いまコロナどんな感じね?」
(一也さんの母親)「でーじ(とても)大変。」
お盆帰省カット用-000326735.jpg
    (善くん)「ばあばー。」
(一也さんの母親)「はーい。」
   (一也さん)「気を付けてよコロナ。」

今年は寂しい夏になりますが、また元気に顔を合わせられる日を楽しみにしています。

子どもたちの帰省を心待ちにしていた和歌山県みなべ町の向井サツ子さん(81)にも話を聞きました。サツ子さんの息子と娘2人は東京都や大阪府で働いていて、この時期は毎年、孫を連れて戻ってきていましたが、今年はどうなるかわからないと話します。

「(Q孫が帰って来たらここでバーベキュー?)ここでおにぎり握って、持って来てね。そうしたら喜ぶ喜ぶ。(今年の帰省は)2~3日前に聞いたが、まだはっきりわからん。大阪の子どももはっきりわからんと、みんな言う。大阪の子どもがいっぺんに来たら、また何か持ってきたら悪いと思って、心配しています。来たいけどなかなか来られないと思います。」(向井サツ子さん)

次に話を聞いたのは、兵庫県香美町に住む西村寿さん(84)。感染の拡大を防ぐため、岡山県に住む娘たちはすでに帰省しないことを決めたといいます。

「盆はみんなそろってにぎやかに一緒に墓参りして、一緒に食事をして、楽しいひとときを過ごすんですけれども。今年はこんな状況ですので致し方ない。せめて次の正月ごろには少しは収束して、子どもたちが帰ってきてほしい。それを楽しみにしているんですけど。」(西村寿さん)

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