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コロナで"脱・居酒屋" 大手チェーン店が「焼き肉」本格参入...『特急レーンで届くお肉』で接触減

2020年06月23日(火)放送

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新型コロナウイルスの感染拡大を機に、外食業界がビジネススタイルの転換を迫られる中、居酒屋チェーン大手「ワタミ」が新業態として「焼き肉事業」に本格参入しました。6月23日に大阪・守口市にオープンした焼き肉店「かみむら牧場」を取材しました。

ワタミが“焼き肉”参入のワケ 店内の様子は?

「かみむら牧場」では店員やほかの客との“接触を極力減らすこと”に重点を置いているといいます。 

例えば、肉は2980円~3980円(税別)の食べ放題ですが、肉を運ぶのは店員ではなく回転寿司にあるようなレーンで、タッチパネルで注文すると次々と流れてきます。

また、肉を焼いたときに出る煙を吸う装置を活用し、客席全体の空気は3分半毎に全て入れ替わる仕組みになっています。

さらに、席と席の間はガラス板で仕切られているなど、感染対策を徹底しています。

ではなぜ、居酒屋チェーンが焼き肉事業に参入したのでしょうか?

「居酒屋自体のマーケットが毎年小さくなってきていたのは事実で、今回コロナで一気に拍車をかけた。コロナの後にどこに行きたいか、家族のアンケートで1位が焼き肉、2位が寿司なんです。ということで肉に目をつけたんです。」(ワタミ 渡邉美樹会長)

ワタミが『脱・居酒屋』に舵を切った背景は“外食控え”と“食生活のスタイルの変化”です。新型コロナウイルスの影響を受け、ワタミは国内店舗の約1割に相当する65店舗の閉店を決めました。緊急事態宣言の間は、宴会などの外食の機会が減り、代わりに宅配や持ち帰りといった“中食”への移行が一気に加速しました。こうした流れは感染収束後も続くとみていますが、焼き肉なら生き残れると判断したといいます。

「さあみんなで行こう!いざというハレですね。ハレの業界においては、これからは焼き肉がますますお客様から求められると思っています。」(ワタミ 渡邉美樹会長)

「塚田農場」は5店舗を『食堂』に ランチ客やファミリー層をターゲット

同じように居酒屋からの転換を図るチェーン店があります。「塚田農場」などを展開する「エー・ピーカンパニー」は、6月21日に新業態の店『つかだ食堂』を阪急32番街店(大阪・北区)にオープンしました。全国約110店舗ある塚田農場などのうち、昼間の来客が見込める5店舗を食堂に改装し、ランチ客やファミリー層を取り込む戦略に出たのです。

居酒屋業態で培った産地とのつながりを生かした食材のメニューが特徴で、宮城県産の銀鮭のレアカツに、塚田農場の人気メニュー・地鶏のたたきなど、幅広い種類の定食がメインとなっています。来店していたお客さんは…

(来店客)「私たち年配者には優しいメニューかなと。」
(来店客)「サバの味噌煮がおいしいよね。」
(来店客)「確かに(夜は)今も行きづらい雰囲気ありますよね、今も。ランチだったらいいですよね。」

市場が飽和状態にあるとされる居酒屋業界で、「エー・ピーカンパニー」の3月の既存店の売り上げは、前年の同時期に比べて48%減り、4月・5月のほとんどは直営店の全ての店を休業しました。6月から営業を再開しましたが、依然状況は厳しく、新業態で生き残りを図ります。

「コロナの影響で『飲みに行こう』という需要が団体では特に減っている。コロナ前の100%まで戻るとは正直思っていないが、新しい100%を作ることはできるんじゃないかと思って、『食堂』業態へのチャレンジだったり、消費者のニーズに合わせてできることをやっていこうとしている最中です。」(エー・ピーカンパニー 戸口太陽関西事業部長)

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