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トンネル内に"滑り台"!?...阪神高速大和川線 利便性だけではない!進化する高速道路

2020年04月03日(金)放送

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今年3月末に全線開通した「阪神高速大和川線」。大阪府を流れる大和川に沿って松原市と堺市を東西に結んでいます。この大和川線のある場所には“滑り台”が設置されています。一体何のためなのでしょうか。

西日本の高速で初

3月29日に全線開通した阪神高速6号大和川線。この日に開通したのは全長約9.7kmのうち、鉄砲出入口から三宅西出入口までの7.7kmの区間。全線開通によって堺~松原ジャンクションの所要時間が最大で30分短縮されるということです。
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大和川線の特徴は、区間の約7割がトンネルでできているということです。そのトンネルに最新の防災設備があるということで、全線開通前の3月18日、玉巻映美アナウンサーが現地を取材しました。
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担当者に案内して頂いたのは、トンネル内の道路脇、『非常口』と書かれた場所です。

「実はここを開けますと…このように『滑り台』が出てきます。」(阪神高速・堺建設部 南口優貴さん)
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道路下の避難通路に繋がるこの滑り台は、トンネル内の数百mおきに上下線それぞれ22基設置されていて、想定では1分間に40人が避難できるといいます。

(玉巻アナ)「他のトンネルでも採用されている?」
(南口さん)「関東の方では何件か事例があるんですが、西日本では初めての事例です。」
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玉巻アナが実際に滑ってみると…

「おー!あっという間。これなら本当にスピーディーに早く安全に避難できますね。」(玉巻映美アナウンサー)

なぜ、こうした滑り台が設置されたのでしょうか。

事故や火災から早く逃げるために…

公益財団法人「交通事故分析センター」の調査では、2018年に全国で起きたトンネルでの事故のうち、約49%が高速道路のトンネルで起きているといい、万が一事故や火災に巻き込まれた際にいかに早く避難するかが重要となっています。
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トンネルで火災が起きた場合、煙は天井からたまり始めていきます。そこで大和川線では、今まであまり活用されなかった道路下の空間に煙から逃げるための避難通路を造り、さらに少しでも早く逃げることができる滑り台を設置したのです。
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大和川線のトンネルには火災以外の防災設備もあります。

(南口さん)「(大和川線の近くに)上町断層があるという関係で、仮にそこで地震が起こった場合に、かなり大きく(トンネルが)変形してしまうということが予想されます。(『損傷制御セグメント』が)いわゆる“突っ張り棒”のような役割を果たしていまして、外からの変位をここでしっかりと守ってあげる、それによってトンネル全体は安全に空間を保てるということになります。」
(玉巻アナ)「こういった免震構造は他のトンネルにもある?」
(南口さん)「実はこの『損傷制御セグメント』というのは阪神高速が特許を取得しておりまして、全国でも初めてのものです。」

高速道路は利便性とともに防災機能も進化しています。

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