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入社直前に突然『内定取り消し』に...「コロナで経営悪化」対応分かれる企業や行政

2020年04月03日(金)放送

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新型コロナウイルスの感染拡大で雇用にも影響が出ています。企業側から突然内定を取り消されたというケースが相次いでいるのです。

例年とは違う「入社式」

4月1日に行われた「大阪メトロ」の入社式。新型コロナウイルスの感染拡大を予防するため、全員がマスクを着用して座席の間隔を空けていました。
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一方、「伊藤忠商事」では入社式は行わずに会長や社長が新入社員を出迎える形に切り替えるなど、企業ごとで様々な対策が取られました。

2月末に企業側から「内定取り消し」の電話

例年と違う門出となった中、突然、新社会人としてスタートを切ることができなくなった人もいます。神戸市内の大学を卒業し、兵庫県内に住むAさん(24)。2020年1月に貿易関係の企業から内定をもらい、4月から働き始める予定でしたが、入社直前の2月末に企業側から突然『内定取り消し』を告げる電話がありました。

「口頭で全部言われたんですけど、『新型コロナウイルスの影響を考えて、現時点で選考や内々定の人達の評価をもう一回見直させていただいて、取り消しの方をお願いします』という通達でした。」(内定を取り消されたAさん)

入社直前の内定取り消しはAさんだけではありません。厚生労働省によりますと、4月2日時点で56人が新型コロナウイルスによる経営悪化などによって内定が取り消されました。

神戸市「任期付き臨時職員」に応募

そんな中、3月19日に神戸市が打ち出したのが、神戸市内の学校卒業者で新型コロナウイルスの影響で内定取り消しにあった人達などを対象にした、1年間に限った臨時職員の募集です。

募集条件を満たしているAさんも、藁にもすがる思いで市に応募書類を郵送し、4月2日に面接に臨みました。近日中に結果が出ますが、先の見えない日々に不安は消えません。

「1年間という有期雇用なので、その間に違うお仕事を見つけて、そこに内定をもらえたらなという風に思います。そこまで凄いウイルスなんだなと改めて思いましたし、これに負けないように頑張っていきたいと思います。」(Aさん)

売り上げ激減も新入社員2人を迎え入れた企業

一方、神戸市中央区にある飲食店『農家うたげ。』。新型コロナウイルスの影響で売り上げが激減しました。

「3月(の売り上げ)はトータル着地で行くと7割減です。特に宴会はほぼ壊滅状態。」(『農家うたげ。』を運営する情熱ダイニング 池原晃喜社長)

店舗を運営する「情熱ダイニング」では従業員の給料を支払うのも苦しい状況ですが、4月に新たに2人の社員を採用しました。

「確かにこのような状況になって、“ごめんと言う”という判断もあったとは思うんですけど、やっぱり採用と決めた時から我々の仲間なので、しっかり雇用も守ってやっていこうというのは元々ありました。」(池原社長)

とはいうものの、社員の人件費を確保するため、新たにケータリングの販売や料理人の派遣サービスも始めるなど、試行錯誤の日々が続いています。

4月1日に入社したばかりの新入社員は、早速かつてない危機に直面しています。

「もしかしたら内定取り消しになるんじゃないかと、その中で社長から来てくださいと言っていただけて、凄く感謝しています。ピンチをチャンスに変えられるように、一生懸命がんばっていきたいと思います。」(新入社員 山村仁志さん)

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