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五輪延期で選手選考は?代表に決まったのに参加できなかったモスクワ五輪..."幻のオリンピアン"が語った心境

2020年03月25日(水)放送

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東京オリンピック・パラリンピックの延期によって、出場選手の選考そのものをやり直す可能性もあります。かつて代表に選ばれながら“政治的な理由”で参加できなかったオリンピアンが、3月23日、取材に対して複雑な心境を語りました。

40年前の1980年に開催されたモスクワ五輪は、当時のソビエト連邦がアフガニスタンに軍事侵攻したことを理由に、アメリカが同盟国にボイコットを呼びかけ、日本は「不参加」に。選手団は“幻のオリンピアン”となりました。
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滋賀県に、その幻のオリンピアンの一人がいます。現在、県立日野高校のレスリング部監督を務める南敏文さん(63)です。南さんは元レスリング選手で、滋賀県職員だった現役時代は全日本選手権を6連覇。自信に満ち溢れ、負ける気がしなかったというモスクワ五輪でしたが、参加できませんでした。

「(ボイコットを知ったのは)合宿中、ちょうどオリンピックの合宿中でした。泣きながら名神を車で走って帰りましたよ。もうショックですよね、なんでやねんと。」(モスクワ五輪・レスリング日本代表 南敏文さん)
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当時の選手団のユニフォームは、現在も保管していました。

(Q実際に袖を通したのは?)
「1回だけです。あとは押入れにしまった。」(モスクワ五輪・レスリング日本代表 南敏文さん)
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一度代表に決定したものの、参加できない…。その辛さを知る南さんだけに、延期によって代表選考がやり直しになる可能性について、複雑な心境だといいます。

「今決まっている人はいいと思うんですけど、もし予選をやり直した場合に、権利を持っている人が負けるかもしれないし。指導者としてはそのままで行って欲しい。でもパフォーマンス的にはもしかしたら上がってくる選手もいるかもしれないし。その辺は何とも難しい質問だと思います。我々は(ボイコットの)怒りを国にぶつけることができたけど、今回は、選手は延期・中止になったら、(怒りを)どこにぶつけていいのか。見えない敵との戦いは非常に難しい面が出てくるので、その辺は何とも言えない部分があります。」(モスクワ五輪・レスリング日本代表 南敏文さん)

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