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『バレンタイン売れ残りチョコ』を廃棄から救う!ロスを減らす美味しい取り組みとは?

2020年02月21日(金)放送

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一年間でチョコレートに支出する金額が一番多い月はバレンタインデーのある2月です。多くの店で多様なバレンタイン限定のチョコレートが並んでいると思いますが、その分、多くのロスも生まれています。時期が過ぎると著しく価値が下がってしまうバレンタインチョコレート。そのロスを少しでも減らそうという取り組みを取材しました。

2月はチョコの支出が多い分…気になる「チョコロス」問題

大阪の阪急うめだ本店で行われていたバレンタインデーのイベント「バレンタインチョコレート博覧会2020」にやって来たMBSの玉巻映美アナウンサー。イベントには見た目にこだわったものやバラの香りを練りこんだものなど、約3000種類のチョコレートが並んでいました。開催中、イベントに訪れた人に話を聞くと、来場3回で1万円ほどチョコレートを購入した方や、自分用に3万円ほど使ったと話す方がいました。2019年は約24億円を売り上げた、このイベント。その一方で…

(玉巻アナ)「2月を過ぎるとチョコレートは買いますか?」
  (女性)「あんまり買わない。」
(玉巻アナ)「2月以降って買われますか?」
  (女性)「子どもが好きなので、ちょこちょこ買いますけど、やっぱり2月。」

総務省の2019年の家計調査によりますと、2人以上の世帯が各月でチョコレートに支出する金額は、一年間で最も多いのが2月で、その金額は1384円です。バレンタインデーの前後の月を見てみると1月は789円、3月は711円。そして最も少ない月は8月で278円となっていて、2月の支出が突出しているのが分かります。

では、バレンタインで売れ残った商品は、どうなってしまうのでしょうか。

「売れ残りという考え方は持っていなくて、チョコレート自体は1年中お楽しみ頂けるものですので、バレンタイン後に売っているというのもあると思いますし、各ブランドによってロスを無くそうとしている。」(阪急阪神百貨店 稲垣めぐみさん)

環境省の2018年の調査によりますと、国内の「食品ロス」は1年間で約643万tと推計されていて、国民1人当たり51kgもの食品を捨てていることになります。これは国連WFPが飢餓に苦しむ国に援助している食糧支援の総量約380万tの約2倍の量です。

バレンタイン限定だから廃棄処分…安く買い取り「ネットで販売」

そんな食品ロスを減らす取り組みも広がりをみせています。食品ロス問題に取り組む「ロスゼロ」代表の文美月さん。この日訪れたのは大阪・中央区にあるチョコレート専門店・エクチュアからほり「蔵」本店です。“バレンタイン商品の売れ残りを処分するのに困っている”と聞いてやって来ました。
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「バレンタインデー限定商品なんですけど、直営店だけの。バレンタインデー限定品なので、終わった後のお客様には失礼で売れない。廃棄処分、あるいは私のおやつ。」(エクチュア営業本部 岡本佐恵美マネージャー)

事務所の廊下には、全国各地から返品されてくるチョコの売れ残りが山積みになっていました。

「まだまだ美味しく食べられるのに。本当にもったいないですね。」(文さん)
「是非、お願いします。」(岡本マネージャー)
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実は文さん、廃棄処分される食べ物を安く買い取り、詰め合わせにするなどしてネット販売しているのです。

「もったいないものを最後まで食べて、しかも美味しく幸せになるような、そういう風な提案がこちらからもできれば、すごく嬉しいなと思います。」(ロスゼロ・代表 文美月さん)

賞味期限が近づいたチョコと節分の豆で「チョコレートバー」

さらに、こんなことも。文さんがキッチンで作業です。

「今から何を作るんですか?」(玉巻アナウンサー)
「賞味期限が近づいた製菓用のチョコレートと、節分の豆で残ってしまったもので、新しい付加価値を付けられるようなお菓子をということで。」(文さん)

文さんは菓子メーカーが商品の製造に使う「製菓用のチョコ」のうち、加工されずに残ったものを安く買い取り、節分で余った豆や、かぼちゃの種などを混ぜ合わせて、チョコレートバー「鬼に金棒!福豆チョコ(税込み1080円)」を開発しました。玉巻アナウンサーが試食させて頂くと、噛んだ瞬間から、ゴリゴリザクザクと歯ごたえがありそうな音が聞こえてきます。

「すっごく美味しいです。食べていて凄くメッセージ性を感じるというか。最後まで食べよう、という気持ちにさせてくれる商品ですよね。」(玉巻アナウンサー)
「気軽に皆さんに『美味しい』と食べて頂けることが、結果的にロスが減るだけなので、それが一番なのかなと思っています。」(文さん)

(2月21日放送 MBSテレビ「Newsミント!」内『ニュースの数字』より)

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