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『墓参りに行ったら更地に...!?』京都市が誤って撤去...なぜ?管理料支払い続けたのに

2020年02月20日(木)放送

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京都市右京区の市営墓地で、市が5年前に『使用者がいない墓』を一斉に撤去した際、誤って『使用者のいる墓』を撤去していたことが分かりました。

京都市右京区にある「市営住吉山墓地」。市内8か所にある市営墓地の1つです。京都市は、使用者が分からず放置された墓、いわゆる「無縁墓」を定期的に撤去していて、この住吉山墓地でも5年前に210区画の無縁墓が撤去されました。しかし去年8月、京都市に滋賀県在住の70代女性から『7、8年ぶりに墓参りに行ったら更地になっていた。』と連絡が入りました。
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女性が墓参りに訪れたところ、そこにあるはずの墓石が姿を消し、更地になっていたというのです。なぜ、こんなことが起きてしまったのでしょうか?

「地図の取り間違えで、台帳が無いところと取り違えてしまった。我々としては無縁墳墓として判断してしまった。」(京都市医務衛生課 矢田部衛課長)

京都市によりますと、市が約30年前に墓地の地図を作り変えた際、女性の所有する墓に誤った区画番号を割り振ったというのです。女性は毎年、市に墓の管理料を支払っていましたが、市が管理する区画番号が誤っていたため、別の墓だと勘違いして「無縁墓」と判断し、撤去してしまったということです。

「今後はこういう不幸なことが起こらないように、地図データと台帳の情報をリンクさせて、そういうミスが起こらないような工夫が必要だと思っています。」(京都市医務衛生課 矢田部衛課長)

万が一、使用者がいた場合に備えて、約1年半の間は墓石に撤去を警告する立て札を掲示し、使用者に名乗り出るよう告知していました。しかし、女性は高齢だったため、何年もの間、墓を訪れることができず、市は女性と連絡がとれないまま墓を撤去してしまったのです。市のずさんな管理体制に住吉山墓地の使用者は…

「びっくりですよね、(墓が)無かったらね。」(使用者)
「管理料を取るということはお墓があると認めているわけですからね。それはちょっとおかしいでしょう。ご先祖さんがかわいそうですね。」(使用者)

撤去された墓石と納められていた遺骨は、市が管理する納骨堂などに保管されていて、市は女性にそれらを返還すると共に、新しい墓を建てる費用・約60万円を賠償する方針です。今後は地図と台帳をデータ化するなどして、再発防止に努めたいとしています。

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