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「廃墟マンション」倒壊寸前でアスベストむき出し...ついに「解体」 費用1億円は誰が

2020年01月27日(月)放送

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滋賀県野洲市にある倒壊寸前で危険な廃墟マンションの問題。以前、MBSが取材していましたが、市はついに行政代執行に踏み切り、解体作業が始まりました。

怖い、危ない、健康心配…倒壊寸前「廃墟マンション」

滋賀県野洲市にあるマンション「美和コーポ」。40年以上前に分譲用として建てられた鉄骨3階建てのマンションですが、10年ほど前から空き家となっていました。

2018年6月に起きた大阪北部を震源とする地震や、その3か月後に関西に直撃した台風21号の影響で、階段や外壁が崩落し、近隣の住民は不安な日々を送っていました。

「怖いです、一番怖い。台風の時は酷かったよ。飛んで来たよトタンが。野洲の恥。」(近くに住む人 去年4月)

このマンションにはさらに深刻な問題がありました。健康被害が問題となり、現在は使用が禁止されている『アスベスト』。それが、この古いマンションには天井裏など至るところに吹き付けられていて、外壁が崩れた時にむき出しとなったのです。取材時にはアスベストとされる塊が現場に落ちていました。

しかし、このマンションをすぐには解体できない理由がありました。マンションの所有区分は9つありますが、それぞれの所有者はすでに死亡したり、遠くに引っ越したりしています。うち1つは会社が所有していますが、倒産していて連絡が取れない状態だったのです。市は連絡の取れる所有者らに対し、2019年9月までに解体するよう勧告・命令していましたが、進展はみられませんでした。

ついに行政代執行 アスベスト除去してから解体作業

そして…。

「マンションの屋上に設置されている水槽が撤去されていきます。」(記者リポート)

2020年1月25日、市は倒壊する恐れがあるなどとして、ついに行政代執行に踏み切り、解体作業が始まりました。

「やっとすっきりするなと思った。」(近くに住む人)
「早く解体して欲しいと前から願っていた。公園にでもしてくれたらいいのになって言っています。」(近くに住む人)

「まだまだ危険な作業が伴いますので、近隣にも迷惑がかからない、あるいは危険が及ばないような形で、安全第一で速やかに解体を進めていきたい。」(野洲市 山仲善彰市長)

マンション全体に覆いをして、アスベストを除去してから解体作業をするということで、2020年3月末までに工事は終えたいとしています。解体にかかる費用は約1億円。一旦、市が負担した後、所有者に請求しますが、回収の見込みは立っていないということです。

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