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『オンライン秘書』姿見せずに「人手不足」解消!"働き方改革"に契約は1000社超!?

2019年12月10日(火)放送

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「秘書」というと、すぐ近くにいて様々な調整をしてくれる、そんなイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、令和の時代は「一度も顔を合わせない」「姿も見せない」、そんな秘書が活躍しています。しかもこの秘書、「人手不足」を解消し“働き方改革”につながるというのです。

80時間の業務時間削減に成功

東京・港区で求人サイトなどを運営する「アトラエ」は社員数約60人と決して大きな会社ではありませんが、頼もしい助っ人がいるといいます。

「今『オンライン秘書』さんに業務を依頼しています。」(「アトラエ」荻原大地さん)

「オンライン秘書」は、インターネット上で指示を受け、取引先とのアポイント取りから伝票処理まで幅広い仕事を扱っているサービスのこと。毎月、契約した時間分だけ作業をしてくれますが、実際に会うことはありません。

「人を雇ったとしても教育コストがかかったり、人の管理にもコストがかかったりするので、(『オンライン秘書』の)コストパフォーマンスは高いかなと思っています。」(「アトラエ」 荻原大地さん)

アトラエでは2017年から導入し、アポイント取りや原稿チェック、WEBへの求人情報掲載などを依頼。月に80時間かかっていたというこれらの業務をオンライン秘書が全て行ってくれるため、社員は浮いた80時間で新たな業務に集中。なんとも頼もしい存在なんですが…

「パーソナルなことは知らないですね。どこにいても、ちゃんと返信はくれるので問題視していないですね。」(「アトラエ」 荻原大地さん)

自宅で働く『オンライン秘書』

オンライン秘書とは実在する人間なのか?その1人が取材に応じてくるということで、MBS西靖アナウンサーが兵庫県明石市に向かいました。明石市在住の高橋恵利奈さん(31)。営業や庶務の経験者で、2年前、オンライン秘書700人を抱える「キャスター」に入社し、ほぼ自宅でオンライン秘書として働いています。勤務時間は午前9時から午後6時までで昼休憩もあります。

この日は普段、宮崎県の自宅で働く「キャスター」の取締役・森岡由布子さん(37)にも同席してもらいました。

 (西アナ)「基本的にはオンラインで、(パソコンの)画面上で完結する?」
(高橋さん)「完結します。」
 (西アナ)「昭和の秘書観でいうと、お客さんが来たらお茶を出すとか『タクシー呼んどいて』とか…」
(森岡さん)「お茶は物理的には出せないけど、タクシーは呼べますね。」
 (西アナ)「やるんですか!『(東京に)タクシー呼んどいて』という仕事あるんですか?」
(高橋さん)「あります、あります。」

依頼する側、働く側、双方のニーズを

依頼する側には時間や費用の節約といった効果をもたらしていましたが、『働く側』にも大きなメリットがあります。

「それまでずっと転勤族だったので色んな所に行っていたんですけど、家族の側にいたいなという気持ちがあったので、転勤にかかわらず仕事ができる環境を作りたいと思った。」(「キャスター」オンライン秘書 高橋恵利奈さん)

「キャスター」のオンライン秘書は約9割が女性で、家族の転勤などで仕事を続けられなかった“転勤妻”や“地方在住者”が多いといいます。設立の背景には、こうした人たちの能力を生かす場がなかったことも関係していたようです。

「世の中に対する『怒り』から実は発想が始まっていまして、2014年設立なんですけれども、当時オンラインで仕事を依頼するとか、在宅やオフィス以外で仕事となったときに、その人たちの給与・報酬が非常に低い時代だったんですよね。その人たちがいかに活躍いただける場を作れるのかという、『働く側』を完全に見たサービスを作りたかったんですね。」(「キャスター」取締役 森岡由布子さん)

「働き方改革」の波が押し寄せる今、「キャスター」のクライアントはベンチャー企業から法律事務所まで1000社を超えました(2019年現在)。依頼する側、働く側、双方のニーズを満たしオンライン秘書は成長を続けそうです。

(12月10日放送 MBSテレビ「Newsミント!」内『令和をよむ』より)

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