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"顔パス"で改札通過!?大阪メトロで『顔認証技術』使った次世代改札機の実証実験スタート

2019年12月09日(月)放送

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“顔パス”で改札が通れる時代が訪れるかもしれません。12月9日、大阪メトロは『顔認証技術』を使った次世代改札機を報道陣に公開しました。

“顔パス”で通れる改札「両手に荷物」でも楽々

公開されたのはカメラが備え付けられた次世代改札機。このカメラで改札を通る人の顔を認識し、事前に登録した写真データと照合して、同一と承認されるとゲートが開く仕組みです。記者が体験してみると、確かに何もしなくても、ゲートが開いて通ることができました。

「ICカードに比べると多少時間はかかる気がしますが、荷物を持っている時には大変便利です。」(記者リポート)
顔パス5.jpg
カメラが認識してゲートが開くまでは2秒~3秒。目と目の幅や輪郭など様々な顔の特徴から総合的に判断しているということです。メガネや髭は問題ありませんが、サングラスやマスクを付けると認識できません。それならばと、登録した顔の写真を掲げながら通ってみると…?
顔4.jpg
「登録した顔写真をかざして通ってみます。…通れました。」(記者)
顔6.jpg
今回は写真で通れてしまいましたが、正式導入までには体温などをセンサーで感知するなど精度を高める予定で、大阪メトロでは、「大阪・関西万博」開催前の2024年度中に、全ての駅で顔認証によるチケットレス改札機の導入を目指しています。

12月10日から大阪メトロの社員を対象に実証実験をスタート。ドーム前千代崎駅(長堀鶴見緑地線)、大国町駅(御堂筋線)、動物園前駅(堺筋線)、森ノ宮駅(中央線)にそれぞれ違うメーカーの改札機を導入し、機能性の比較や検討課題などのデータを集めます。

「定期券を出さないといけないとか、かざさないといけないというのが、ストレスに感じる方もいらっしゃると思います。より便利に快適にご利用頂けるような環境整備をしていきたいと思っています。」(大阪メトロ鉄道事業本部 井手貴大さん)

『顔認証技術』和歌山県ではホテルのドアロックの解除でも実験中

すでに関西空港の出入国審査などで導入が進む『顔認証技術』。和歌山県白浜町では、テーマパークや飲食店など街ぐるみで顔認証サービスを活用し、手ぶらで決済する実証実験も続いています。例えばホテルでは、サービスを利用する宿泊客が部屋の前に立つと、“顔を認識”してロックを解除。家族旅行で大浴場からバラバラに部屋に戻っても鍵を気にする必要がありません。

中国では交通違反の取り締まりに “監視”を懸念する声も

一方、日本より顔認証の導入が進んでいる中国ではこんな使われ方も…

「都市部の交差点では、信号無視した人を特定し、画像などを公開する試みが始まっています。」(記者リポート 2017年取材)

顔認証技術を使った交通違反の取り締まりです。取材した場所では、実際に道路脇に設置された画面に、顔写真が公開されていました。監視カメラがとらえた画像から当局が市民の本人証明のデータと照合して個人を特定。都市によっては名前や住所も一部公開されます。しかし顔認証は指紋認証と違い、本人が自覚しない状態でもできるため、当局が市民の「監視ツール」として利用するのでは…との懸念の声も。

「とても心配です。中国の情報管理は悪いので顔のデータをとられたら、すぐに拡散してしまいます。」(中国の市民)

活用については議論の余地もある顔認証技術ですが、大阪メトロでの改札への導入について、駅の利用者は…

【大阪メトロ利用客の声】
「便利になるんじゃないですかね。スイスイいけるってことですよね。」
「電車で出勤しているので、何も持たずに行けたら凄く楽だと思う。」
「顔の情報が色んな所へ漏れたら不安な気がします。定期券もまだ磁気カードを使っているので。」

大阪メトロ「将来は売店でも」

発券機や磁気改札機などハード面でのコスト削減も見込める“顔認証改札”。大阪メトロは将来的に、駅構内の売店や地下街などのキャッシュレス決済に繋げて、利便性の向上に努めたいとしています。

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