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異例の早さ...インフルエンザ流行の背景に何が?"オフシーズン"にも警戒を

2019年10月09日(水)放送

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今年、異例の早さで流行しているインフルエンザ。国立感染症研究所は、例年より2か月近く早く全国的な流行になる可能性があるとして、手洗いなど対策の徹底を呼び掛けています。流行の背景を取材すると、開催中のラグビーW杯も関係しているかもしれないことがわかってきました。

すでに予約がいっぱいのクリニックも

大阪市住吉区にある「こどもクリニック森」。10月上旬に訪れると、インフルエンザの予防接種を受けに来る子ども達の姿がありました。

「結構、今流行ってきているみたいなので、子どもの予防のために。」(予防接種を受けに来た人)
「9月に友人がインフルにかかっていて、やばいなと思って。」(予防接種を受けに来た人)

こちらのクリニックでは、10月1日からの1週間で100人以上の子どもがインフルエンザの予防接種を受けました。予約についても、すでに年末までいっぱいだと言います。

「インフルエンザの予防接種に関しては(例年は)年末を中心に埋まっていくが、今年は割と早くから予約を入れている方が多い。」(こどもクリニック森 森保彦院長)

9月に早くも学校閉鎖 患者数は去年の同時期に比べ6倍に

冷たく乾燥した空気になる冬場に流行するインフルエンザ。ところが今年は、大阪府内では9月までに小・中学校の20クラスが学級閉鎖になりました。これは去年の同じ時期に比べて約4倍です。さらに和歌山県では9月、有田市の糸我小学校において、県内では過去10年間で2番目に早いタイミングで学校での集団感染が発生し、学校閉鎖となりました。

国立感染症研究所によると、今年は8月下旬からインフルエンザ患者の報告数は増え続け、9月末の時点で約4500人と、去年の同じ時期に比べその数は約6倍です。また地域も全国に広がっていて、9月29日までの1週間で、九州を中心に6つの県(沖縄、鹿児島、佐賀、福岡、大分、石川)で1医療機関あたりの患者数が1人を超える流行期となっています。

大阪市内の薬局では、インフルエンザ対策としてマスクや空間除菌剤を目につきやすいところに並べて、対策を呼び掛けていました。

「インフルエンザの薬は薬局にはないので、予防や養生的なところでドラッグストアは補強しないといけない。うがい薬もそうですし、あとはビタミン剤、飛沫感染を防ぐマスク類、こういうのが有効だと思います。」(共栄ドラッグストア阪急三番街店 伊藤栄治店長)

訪日外国人の増加で本来流行しない時期にも?

異例の流行の背景には一体何があるのでしょうか。インフルエンザの流行時期は、日本やアメリカなど北半球では10月~3月、オーストラリアなど南半球では4月~9月とされていて、一年中、世界のどこかで流行しています。専門家は、今まさに開催中の『ラグビーW杯』が日本でのインフルエンザの流行を早めた可能性があるといいます。

「南半球の流行状況が今とても激しい状況です。例えばラグビーのワールドカップで南半球から大勢の人が来るとかですね、数多くの人々が1つの所に集まると、そこからいろんな感染症が拡大する。」(関西福祉大学 勝田吉彰教授)

もちろん、外的な要因だけではありません。

「今この季節は本来、私たち日本人はインフルエンザのシーズンとあまり認識していない。咳エチケットを守らない人が近くにいた時に、その人からちょっと遠ざかるとか。冬の間では当たり前のように考えている警戒行動がとれなかったのが大きいと思います。」(関西福祉大学 勝田吉彰教授)

インフルエンザには、早め早めの備えが求められます。

(「知っておきたい!異変ファイル」より)

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