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来年4月開始でもまだ知らない?飲食店の喫煙可能ステッカーとは?今後の店選びにも

2019年09月10日(火)放送

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来年4月から始まる飲食店の原則禁煙!しかし条件を満たした店であれば、申請した上で『喫煙可能店』と書かれたステッカーを店が掲示すれば、喫煙が可能になる場合もあります。しかしその場合、店には20歳未満の人は入れないことになります。まだ知らない人も多いこのルール、対応に苦悩する最前線を取材しました。

来年4月に法施行 吸えない社会に愛煙家の皆さんは…

「大阪・京橋駅前にやってきました。この辺りは路上喫煙地区ということで、スモーキングエリアが設けてあります。タバコを巡る、来年4月以降の動きについて、まずは愛煙家の皆さんにお話しを伺ってみます。」(辻憲太郎解説委員)

(辻解説委員)「来年4月以降に飲食店でタバコを吸えなくなる店が増えるかもしれない。そのことについてはご存知ですか?」
(愛煙家男性)「聞いたことあるような気がしますけど…」
(辻解説委員)「タバコを吸いづらくなってきたと感じる?」
(愛煙家男性)「感じますね。駅とかで喫煙所を探すのに苦労する。(喫煙所が)無い駅もあるのでね。」

(愛煙家男性)「分煙の場所を作ってくれれば、正直我々は仕方ないかなとある程度受け入れている。完全に(喫煙所を)無くしてしまう動きだけはやめて欲しい。ルールは守ります。」

(愛煙家男性)「僕も吸いますけど、食事中に吸われていると気になるタイプではあるので。食事が終わった後に分煙室とかで吸えるような体制さえ整っていれば。食べている横で吸われたくないという意見は僕は分かります。」

(辻解説委員)「こんなに吸えないんだったら外食自体を控えようかとはならない?」
(愛煙家男性)「ならないです。吸うために一回店を出て、また入る。外で吸ってまた戻る。」

中には、体に悪そうなこんな対策を取るという人も…

(愛煙家女性)「貯め吸いで。」
(辻解説委員)「貯め吸い?普通の吸いに比べて貯め吸いは何本くらい?」
(愛煙家女性)「2本ぐらい。」
(辻解説委員)「吸いをチャージしておくと。」
(愛煙家女性)「そうそうそう。」
(辻解説委員)「ここから先吸えないなと思うと、貯め吸いしておくと。」
(愛煙家女性)「そう」

禁煙化前倒しの店も…赤ちゃんも従業員も守る

来年4月に施行される「改正健康増進法」では、飲食店は“原則屋内は禁煙”となります。中にはすでに禁煙に踏み切ったという店もありました。取材に伺ったのは大阪の「ガスト堺筋本町店」。以前はタバコが吸えたのですが、現在は吸えません。

「こちらの店では入り口の前に『当店は全面禁煙になりました』と大きな表示が掲げてあります。来年4月を待たずに、今年9月から店内完全禁煙をスタートさせたということです。」(辻憲太郎解説委員)

ガストやバーミヤンなどを展開する「すかいらーくホールディングス」は、今年9月から全国約3200店舗全てを禁煙にし、屋外の灰皿も撤去しました。ガストの大阪梅田エリアスーパーバイザーの伊佐潤さんに聞きました。

(伊佐さん)「以前はこちらが喫煙席でした。」
(辻解説委員)「今は禁煙席?」
(伊佐さん)「そうですね。」
(辻解説委員)「扉は無かった?」
(伊佐さん)「エアカーテンが付いていましたので、風を出して煙がこちらに来ないようにはしておりました。」
(辻解説委員)「使われなくなったエアカーテンが全国のガストにあるということですね。コンセントが抜けている…歴史を物語っていますね。」

全面禁煙についてお客さんは…。

「元々タバコを吸わないので、ありがたいなとは思いますけど。友達には喫煙者が多いので、みんなで外食する時にどうしようかなという心配はありますね。」(お客さん)
「副流煙とか気になりますから、ありがたいと思います。」(お客さん)

この店で禁煙化を前倒しした理由は?

「従業員にも未成年者がいます。そういった方の受動喫煙も防ぐ目的でやっています。赤ちゃんやお子様を連れられたお客様も多くいらっしゃる。そんな中、やはり安心して食事が出来ると仰っていただいています。」(ガスト大阪梅田エリアスーパーバイザー 伊佐潤さん)

喫煙可能な“経過措置”も…ただし20歳未満は店に入れません!

飲食店の原則禁煙という今回の法改正。しかし一定の条件を満たす店は、“経過措置”で喫煙が認められることになります。受動喫煙防止対策を進める大阪市健康局健康推進部の林智世子さんによると、その条件は以下の通りです。

【経過措置の対象となる飲食店の条件】
1:2020年4月1日時点で営業している。
2:個人経営または資本金が5000万円以下。
3:客席面積が100平方メートル以下の小規模である。

経過措置を受けるには自治体への申請が必要で、“喫煙可能ステッカー”を店頭に掲示しなければいけません。しかも、その店には20歳未満は立ち入りできないという年齢制限が付きます。

「20歳未満立ち入り禁止だと、親子で、お父さんがタバコ吸いたいんだけどと言っても、子ども連れでは入れない?」(辻解説委員)
「そうですね。お父さんが横にいるからといって受動喫煙を防止できるわけではありませんので。この法律はあくまでも受動喫煙を無くすのが基本になっています。従業員の方も20歳未満の方は受動喫煙の影響が高いので立ち入り禁止。雇い入れの際には十分に気を付けて頂くことになります。」(大阪市健康局健康推進部 林智世子さん)

現在、経過措置の対象となる飲食店は大阪市内だけでも約3万7000店舗。大阪市では、その内の半数ぐらいが喫煙の申請を行うのではと予測しています。

(辻解説委員)「今のところ喫煙可能店の申請数は?」
(林さん)「140店弱ぐらい。」
(辻解説委員)「店頭にステッカーを貼るというのは法律で決まっている?」
(林さん)「そうですね」
(辻解説委員)「あまり飲食店に浸透していない?」
(林さん)「はい…」

大阪市では今年7月から喫煙可能店の申請を受け付けていますがまだ申請数が少ないといいます。

喫煙か禁煙かの悩み…曜日や時間帯によっても違う客層

大阪市が行っている飲食店への周知活動に同行しました。

(大阪市担当者)「こんにちは。お店はタバコ吸える形で営業されている?」
(飲食店の店長)「はい、そうです。一応灰皿は置いています。」
(大阪市担当者)「来年の4月から何らかの対策を取らないとタバコを吸うことは出来ないという法律になるんですね。喫煙可能店というステッカーがこちらで、届け出をして頂いたらお渡しできますので、これをお店の出入り口に貼っていただくということでお願いしたいと思います。」

「月~金はオフィス街なのでサラリーマンの方が多いんですけど、土曜日は家族連れのお客さんや観光客の子連れのお客さんもいらっしゃるので。(喫煙か禁煙かの選択は)難しいですね。お酒の場なのでタバコを吸いたい気持ちもわかりますし。」(空・船場店 店長)

別の居酒屋「ヤムヤム」(大阪市内)では、常連客の多くが仕事帰りの会社員で、子どもの利用を見込んでいないため、喫煙申請を決めました。

(辻解説委員)「吸いたい方が多い?」
(ヤムヤム店主)「吸いたい方が多いですね。吸われる方も最近はすごく気を使って、換気扇の側がいいとか、皆さんに『すいません吸います』とか声をかけている方が多いですね。」

【届け出ず喫煙させると厳しい罰則も】
来年4月以降に『喫煙可能ステッカー』を掲出せずに申請無しで客に喫煙をさせていた場合、罰則の対象となり最大で50万円の罰金が科せられる違法状態となってしまいます。『喫煙』か『禁煙』か。お酒を提供する飲食店では悩ましい問題ですが、来年4月までに決断しなければいけません。

【大阪市内の飲食店の場合、喫煙可能店の申請等についての問い合わせ先】
大阪市受動喫煙防止対策コールセンター:06-6244-7600(受付時間は平日の午前9時~午後5時30分)

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