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【特集】住宅街にエサやり集団...大量カラスのフン被害止まらず 市に直談判

2019年09月10日(火)放送

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今年7月、MBSではカラスへのエサやりで近隣住民が困っているという問題をお伝えしましたが、9月10日に住民らは大阪市役所を訪れてエサやりを禁止する条例の制定を要望しました。

我慢の限界…住民らが大阪市に直訴した“フン被害”

9月10日午前、大阪市役所にやってきた大阪市住吉区の住民。陳情書を手に被害を訴えます。

「早朝のカラスの鳴き声で目が覚め眠れない。布団・洗濯物が外に干せない。」(陳情書を提出する住民)

住民の怒りの矛先は、フンをまき散らすカラスやハトへの「エサやり集団」です。

住宅街で大量のエサやり…群がる無数のハトやカラス

今年7月に住吉区の住宅街に取材に向かうと、その瞬間を目の当りにしました。

「午前6時過ぎです、空き地にカラスが続々と集まって来ています。」(記者リポート)

そして約30分後、自転車に食料を乗せて、女性2人と男性1人の3人組がやって来ました。すると次の瞬間…

「投げる投げる。今、女性がフェンス越しにパンを大量に投げ込んでいます。あっカラスが大量にやってきました。すごい量投げ込んでいますね。何斤でしょうか、かなり多量のパンを投げていますね。」(記者リポート)

女性らは持ってきた大量のパンを引きちぎっては周囲に撒き始めました。カラスは勢いよく食べ続けます。

また別の場所では…

「米ですね、米を撒いていますね、地面が米粒で真っ白になっています。」(記者リポート)

ハトの頭上から降り注ぐ米。住宅街を巡回しながら、女性は複数の場所でエサをやっていました。

さらに別の雨の日。女性らは雨具を着込んでやってきました。

「今日もパンを撒いていますね、撒いています。食パンをちぎりながらばらまいています。今日もすごい量です。」(記者リポート)

こうしたエサやりの結果、10年ほど前から大量のカラスや鳩が集まるようになったといいます。住宅街は鳩が落としたフンだらけ。住民は洗濯物を干すこともできません。

「布団にフンされたり、ダメになっちゃう。」(住民)
「フンもすごいし、ごみもめちゃくちゃ荒らされるし。カラスがずっとここに並ぶので、ごみの日とかはすごく迷惑しています。」(住民)

エサやり集団の言い分「なんとなくかわいそう」

今年7月、このエサやり集団に直接話を聞くと…

【1人目の女性】
(記者)「今、何をしている?」
(女性)「ハトにエサをやっています。」
(記者)「どうしてエサをやる?」
(女性)「なんとなくかわいそうやから。パンが余っているから。」
(記者)「周辺の住民がフンの被害が多いと困っているが?」
(女性)「あ、そうですか。わかりました。」
(記者)「いけないことだとは思わないですか?」
(女性)「はい、すいませーん、さよなら~。」

【2人目の女性】
(記者)「エサを撒いていましたよね?」
(女性)「何のエサ?」
(記者)「パンを撒かれていませんでした?」
(女性)「撒いていませんよ。」
(記者)「見てたんですが。」
(女性)「パン見ていないでしょ。」
(記者)「パン見ました、そこに撒いていましたよね?」
(女性)「撒いていないですよ。撒いていません。」

住民たちも餌付けをやめるよう注意しましたが、女性らは全く聞く耳を持たなかったといいます。

エサやりを強制的に止める法律が無い

大阪市はMBSの取材に対して「法律で禁止されていないため、強制的にやめさせられない。対応に苦慮している」としていました。

住民らは“条例制定”求め陳情書提出

9月10日、今なおエサやりは続いているということで、我慢の限界に達した住民たちは市に直談判することに。『悪質なエサやりを規制する罰則付きの条例の制定』を市議会宛てに要望しました。

「今も毎日デッキブラシを持って、2か所のベランダで(フンなどを)掃除している。本当にストレスが一杯たまりました。悪質な行為です。それを取り締まって頂かないとこの問題は解決しないと思う。」(陳情書を提出した住民)

市は今後、条例の制定も含めて検討するとしています。カラスやハトへの迷惑なエサやり。住民たちの悩みが解決する日は訪れるのでしょうか。

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