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【特集】オリンピックの新種目「BMX」「サーフィン」 メダルに期待!関西若手アスリートたち

2019年07月24日(水)放送

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東京オリンピックの開会式まで7月24日で、ちょうど1年となりました。MBSではオリンピック出場を目指す選手たちをきらりと光るアスリート『キラリート』として紹介しています。注目したのは東京オリンピックで採用された新種目「BMX」と「サーフィン」。出場すればメダルも期待される関西の有望選手を取材しました。

世界ランキング3位 BMX中村輪夢選手

自転車に乗り“飛んで””回って”…豪快な技を決めるのは京都府出身のプロBMXライダー・中村輪夢(りむ)選手(17)です。

Q.BMXの醍醐味は?
「怖さを乗り越えた時がめっちゃ気持ちいいので、それがたまらないですね。」(中村輪夢選手)

東京オリンピックから新種目になったBMXフリースタイルパーク。自転車競技の1つで、パーク内に設置されたセクションと呼ばれるジャンプ台を使い、アクロバティックな技を披露し、制限時間内で技の高さ・難易度・完成度を競う採点競技です。その種目で2年前、輪夢選手は15歳ながら日本一に。現在は世界ランキング3位で、東京オリンピックでメダルが期待される”キラリ―ト”です。

輪夢選手の実家は京都・右京区にあるBMX専門のショップ「BMX SHOP HANGOUT」です。経営する父・辰司さんも元ライダーで物心がついた頃から自転車がありました。

Q.普段お父さんとはどのような会話をする?
「ほぼ自転車関係のことなので」(中村輪夢選手)
「誰々の動画見た?とか、あれやばかったよな、みたいな会話がほとんどです。」(父・辰司さん)

ちょっと変わった「輪夢」という名前には、お父さんならではの思いがありました。

「自転車全般的に使われている部分で『リム』という同じ名前なのですが、イスとかサドルとかフレーム、ハンドルとか、いっぱい候補があったのですが。リムは語呂が良かったのと、輪夢は2002年2月9日生まれなのですが、冬季オリンピックがやっていて、“五輪の夢”ということで漢字も考えました。」(父・辰司さん)

父の影響で3歳から自然と始めたBMX。最初は練習でも失敗ばかりでした。それでも毎日特訓を重ね、輪夢選手の負けず嫌いな性格とお父さんの熱心なアドバイスで急成長。世界で戦う土台を2人3脚で作っていきました。

「お父さんがいなければBMXを始めていないので感謝ですし、練習や人との付き合いもお父さんがあってなので、ありがたいですね。」(中村輪夢選手)

そして、2017年にBMXが東京オリンピックの新種目に正式決定。本当にオリンピックの夢を追いかけるチャンスがめぐってきました。

そんな輪夢選手が世界で勝つために習得したスゴ技が「360°テールウィップtoダウンサイドウィップ」です。わずか3秒の間に自身と車体を一回転させ、さらに空中で車体を逆向きに半回転。日本では輪夢選手しかできないスゴ技です。

そして、今年4月に広島で開催された世界のトップ選手も参戦するワールドカップで、輪夢選手はこのスゴ技「360°テールウィップtoダウンサイドウィップ」を成功させて見事2位に。日本人で初めてワールドカップの表彰台にのぼりました。

「前に比べればどんどん世界に近づいていると感じるが、でもまだまだなので練習ですね。」(中村輪夢選手)

兄弟でスポンサー13社 プロサーファー西修司・優司兄弟

関西からも多くのサーファーが集まる高知県東洋町のビーチ。その中で、ひと際目立つ2人のサーファーの姿がありました。西修司(22)・優司(19)兄弟です。2人で、のべ13社のスポンサーがつくプロサーファーで、東京オリンピックへの出場も期待されています。

サーフィン競技は4人が同時に海に入り、制限時間内に技を繰り出します。技の種類や難易度に加えて、スピードや力強さなどを審査され、その点数を競います。しかし、波の形状も採点に大きく影響するため、波を見極めるのも大事な技術です。

西兄弟は、徳島県南部の海陽町で母親と3人で暮らし。10年前、サーフィン修行のため、大阪から家族で引っ越してきました。

Q.なぜ徳島に来ることに?
「もっと練習できるように。大阪にいた時は、週末とかしかできなかったけど、毎日海に入れるように。」(兄・西修司選手)
「悩んでいる時とかすぐに練習できる。今思えば来てよかったなと思います。」(弟・西優司選手)

両親の影響で幼い頃からサーフィンを始めた2人は、ジュニア世代の全国大会優勝や世界大会に出場するなど業界でも有名な兄弟でした。引っ越した自宅は目と鼻の先に有名なサーフスポットがあり、兄弟で練習三昧の日々です。

「似たような波がいっぱい来る。練習したい技を繰り返しできるので、良い練習場所ですね。」(兄・西修司選手)

安定したライディングや多彩な技を繰り出す2人。そのために取り組んでいるのが、ヨガです。体幹の強さや体の柔軟性を培います。

「(ヨガで)柔軟性が上がって、技のクオリティーが上がった。あと、けがの予防にもなるので。」(弟・西優司選手)

しかし、サーフィンは自然が相手のスポーツ。去年10月、東京オリンピックの会場となるビーチで開催された大会に出場しましたが、結果は共に惨敗。世界で戦うためには、どんな波が来ても安定して乗りこなせなければならない…2人の課題が浮彫りとなりました。

「自分は五輪会場のような波が苦手なので、今年はいろいろ選択肢を試合までに増やせるようにしたい。」(兄・西修司選手)
「良い波を待って乗ろうとしていたんですけど、『これで決められそう。1発良いのできそう』と思ったら、すぐに波に乗って、自分でどんどんトライしていきたい。」(弟・西優司選手)

アスリートたちの目標は

オリンピックまであと1年。最後に彼らの目標を聞きました。

【BMX・中村輪夢選手『全力を出し切る』】
「自分が納得いく全力が出し切れれば、後から順位もついてくると思うので、自分の思い通りの走りをしたいですね。」

【サーフィン・西修司選手『4年後 WCT(トップ選手が参加するツアー)に入る』】
「WCTを目標にしていたら、オリンピックのメダルも取れるところまでいける。」

【サーフィン・西優司選手『ワールドチャンプになりたい』】
「オリンピックにも出られないと、たぶんワールドチャンピオンにはなれないので。そこは頑張って出られるようにしたい。」

(「Newsミント!」内『特集』より)

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