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「野菜不足」も「体のコゲ具合」も10秒でわかる "手を置くだけ"の健康チェックとは?

2019年06月20日(木)放送

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病気になる前に、自分で簡単に健康状態をチェックできる機械が続々と開発されています。指を置いて数十秒で野菜不足を測れるものや、腕をのせるだけで体の“コゲ”を測れるものなどがあるといいます。

買い物ついでに「健康チェック」が人気

市川いずみアナウンサーがやってきたのは、京都府精華町にあるドラッグストアチェーン店のキリン堂。土曜日のお昼間、店内には長い列ができています。この日、キリン堂が3か月に一度開いている「健康フェア」のイベントが開かれていていました。

足を乗せて骨密度を測定する機械に、体重・体脂肪率・内臓脂肪などがわかる測定器などを使うことができ、参加は無料です。さらに以前の結果と照らし合わせて、その場で薬剤師から生活習慣のアドバイスをもらえるとあって、地域の人たちからも人気のイベントです。

(男性)「病院行くより、買い物ついでというのがいいと思う」
(女性)「半年ごとに目標を据えて努力できる。結果が数値で出るので頑張りやすい」
(男性)「普段の生活を気にかけるようになっています」

指1本で「野菜不足」がわかる

キリン堂のこの取り組みに6月から新たな測定器が導入されると聞き、新大阪にあるキリン堂本社を訪ねました。紹介してくれるのは、医療事業担当で取締役の西村弘美男さんです。

(西村さん)「これが『ベジメータ』でございます」
(市川アナ)「すごくコンパクトですね」

アメリカの企業が開発した「ベジメータ」。機械に指を挟むだけで、その人が野菜不足かどうかを判定してくれるというのです。測定するのは「カロテノイド」という成分の量。カロテノイドとは野菜に含まれるベータカロテンやリコピンなどの栄養素の総称で、野菜を食べると血液に乗って全身をめぐります。そして、野菜を摂取してから1、2週間経つと、皮膚に染み出てきます。

そこで、この機械に指を入れ特殊なLEDライトで照らすことで、野菜が足りているかどうか数値として表示されるという仕組みです。

これまでに測定した人の平均は、男性が350、女性が380。市川アナウンサーも、測定させてもらいました。指を入れて約10秒後…数値は305でした。女性の平均である380より低い数値です。

(市川アナ)「私は意識的に野菜を摂取していると思っていたのですが、メーターがかなり前で止まりましたね」
(西村さん)「うちの栄養士は450くらいなので、ちょっと足りない面もあるのではないかと。野菜350グラムを1日に摂取した方がいいという(厚労省の)ガイドラインがある。どれだけ350グラムを取れているかわからない。(ベジメータで)取っているかどうかがわかるということで、健康で楽しい生活を送っていただきたい」

ちなみに、66歳の西村さんにも測定してもらうと…

(西村さん)「だめですね。222です」
(市川アナ)「お互い頑張りましょう」

体の“コゲ”とは?

続いて市川アナウンサーがやって来たのは同志社大学の生命医科学部です。八木雅之教授が研究を進める「腕を使って測定するもの」があるということですが…

「私たちは体の“コゲ”について研究しているんです」(八木雅之教授)
「“コゲ”って普通の“コゲ”げですか?」(市川アナウンサー)
「“コゲ”なんです」(八木雅之教授)

コゲ、というと、例えば食パンをトーストしたときに表面が茶色くなるのがコゲ。このコゲは、パンの原材料である小麦の糖分と卵のたんぱく質が急激な加熱によって結合することでできます。実はそれと同じことが、体の中でもじんわりと起こっているそうで…

「体の中のタンパク質があります。ご飯とか食べ物からくる糖分が余ると糖とタンパク質が結合する。それが“コゲ”につながる」(八木雅之教授)

八木教授によると、甘いものや炭水化物など、食事で摂りすぎた糖分が体温で徐々に加熱されて体内のたんぱく質とくっつくと、体の中にコゲが溜まってしまうというのです。

実際“コゲ”ができるとどうなるのか、牛の骨を使った実験モデルを見せていただきました。

「よく見る牛骨ですね。それをブトウ糖の液に長い間つけておくと茶色くなる。骨の中のコラーゲンが焦げて、弾力性・しなやかさがなくなってくる」(八木雅之教授)

豚の皮膚も本来は白くてぷるぷるしていますが…糖と結合すると、色は茶色く、質感も硬くなります。

「コゲができるとタンパク質の色が変わる、お肌にできれば黄ばみ・くすみに変わっていく。骨のコラーゲンが焦げるとしなやかさを失うので折れやすくなる」(八木雅之教授)

さらに最近では、動脈硬化や不妊・認知症との関連も指摘されています。

腕を乗せるだけで「コゲ具合」を測る

とはいえ、見た目ではわからない、体の中のコゲ具合。簡単にチェックできる機械があるそうで…

「この機械の中から光が出ます。そのときにお肌が光っているかということが体のコゲ度につながる」(八木雅之教授)

特殊なLEDで皮膚表面のコゲ具合を測るこの機械。最初に実年齢を入力し、機械の上に腕を乗せると約10秒で「コゲ年齢」が表示されます。現在31歳の市川アナウンサーのコゲ年齢は…結果は実年齢からプラス8歳の39歳。試しにスタッフもやってみると…25歳のディレクターは…27歳。37歳の照明スタッフは…52歳。取材チーム、少々コゲ気味です。こうしたコゲ具合の健康チェックはスーパーマーケットなどでも導入され、病気になる前の対策として、注目を集めています。

コゲを増やさない食事は「会席料理の順番」

では、コゲを増やさないためには、具体的にどんな食生活を目指せばよいのでしょうか?八木教授は、実は会席料理の順番が理想の食べ方だといいます。

「和食はうまくできていて、最初に食前酢その後前菜、メイン、油物、最後にご飯。(コゲを防ぐ)順番に自然になっている」(八木雅之教授)

また、八木教授の最新の研究では、砂糖の入っていないヨーグルトを食事の前に食べておくと、食後の血糖値が上がりにくかったということです。

「特別なことをするのではなく、いろんな素材、いろんな生活習慣がありますから、自分に合うように選ばれるのも簡単に継続できる健康法」

指と腕から知る、自分の健康。少々ドキッとすることで、普段の生活を無理なく改善できるきっかけになりそうです。

(『特命取材班・チームF』より)
※このコーナーは女性スタッフが企画を出し合い、調査・取材をするコーナーです。

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