MBS 毎日放送

2018年08月17日 16時30分 公開

布施明があのヒット曲の裏側を赤裸々告白!

8月11日の「サワコの朝」のゲストは、歌手の布施明さん。17歳でデビューした布施さんは、次々とヒット曲をリリース。5曲目「霧の摩周湖」では当時、無名に近かった摩周湖を有名観光地にした程のブームを巻き起こしました。27歳でリリースされた「シクラメンのかほり」は、数々の音楽賞を受賞する大ヒットを記録。しかし、布施さんは「ヒットするわけない」と思っていたそうで…。名曲と共に軌跡を辿りながら当時のエピソードをうかがいました。

「こんな曲がヒットするわけない」大ヒット曲誕生の舞台裏

高校時代に先輩からラテンバンドに誘われたのが歌手を目指したきっかけだという布施さん。ギターが弾けると嘘をつき、質屋で買ったギターを持ってバンドに参加したものの当然嘘はバレ、バックコーラスとして舞台に立ったといいます。しかし、この経験がきっかけで音楽の楽しさを知り歌に芽生えたそうです。幼少期から声の大きさが近所で評判だったという布施さんですが、デビュー後は、大きな声は出るものの"歌うこと"の基礎がないことが悩みだったといいます。「トレーニングもしてなければ音楽的に勉強しているわけじゃない。譜面が読めないわけですから。"ここどうする?"ってミュージシャンに言われたときも、しょうがないんで"いや、ここはもう少しガッとお願いします"とか(笑)"ガッときて、ここんとこでドバ~ンと"とか」と擬音語と身振りでしか伝えられず、失笑されたエピソードを明かしました。悔しい思いをした布施さんは、「最低1年間くらい休ませてくれたら、ちゃんと勉強し直します」と事務所に直訴。「あと2曲やってダメだったら休業を認める」と条件が提示されたものの、その2曲の中にあったのが小椋佳さんが作詩・作曲を手掛けた「シクラメンのかほり」。「曲調がフォークっぽくて。それも数年前の感じがしたから」と理由を述べた上で「こんな曲がヒットするわけがないんで。やった!(これでしばらく休める)と思いました」と名曲との出会いを語りました。この曲で、数々の音楽賞を受賞しTVで歓喜の涙を見せた布施さん。その裏側では「休みが遠のいた...」と嘆いたという、まさかの本音を赤裸々に語ってくれました。

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憧れの坂本九さんとのエピソードを披露!

その2年後には「君は薔薇より美しい」が大ヒット。「エレキギターを持ちながら歌うという夢が叶った」と語る一方で、将来への不安を感じていたという布施さん。「勉強をしないと、ちゃんとした大人の歌手になれないなと思った」と当時の心境を吐露しました。その後、オリビア・ハッセーさんと結婚し、アメリカで歌の基礎を学んだ布施さん。そこは驚きの連発だったそうで「発声が間違っている」、「テノールじゃないのに、テノールで歌うからその音に魅力がないって言われた」等々これまでを覆すような根本的な指摘を受けたといいます。そこから、右往左往しながら歌い続けた布施さんの歌手生活は、今年で53年。22年ぶりにアルバムをリリースすることを発表しました。もっとこうすれば良かったと思ってしまう曲が殆どだと話しながらも「13曲ある中のある2小節は物凄く上手く歌えたんです」と感想を語りました。そんな布施さんが選んだ「記憶の中で今もきらめく曲」は、坂本九さんの「九ちゃんのズンタタッタ」。小学生の頃、この曲を歌う坂本さんに衝撃を受けたという布施さんが、デビュー後には親交もあった坂本さんとの貴重なお話を披露しました。静岡の開局記念の仕事があったときのこと。食中毒を患い仕事に行けない布施さんの代役を引き受けてくれたのが坂本さんだったといいます。「静岡の方は、僕ではなく坂本さんが来てくれたんですから海老で鯛を釣った気分ですよね」と大先輩とのエピソードで笑いを誘いました。

「サワコの朝」はインタビューの達人・ 阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組です。MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに!

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