MBS 毎日放送

2020年04月07日 15時00分 公開

実生活で役に立った!? 「ヘレ・ヒレ」「声優に挑戦!」など調査のその後

「明日誰かに言いたくなる」「きっと役に立つ」などといった番組を見ていると、「では、出演している人こそ活用しているのか?」と気になっていた。すると、3月29日(日)に放送されたアナウンサーが体を張って様々な“言葉”を掘り下げる番組「コトノハ図鑑」(MBS)が、気になっていたことを検証してくれたのだ。過去に放送された内容が「実生活で役に立った」というアナウンサーらを取材。

「役に立ったコトノハ」

今回のテーマはズバリ、「MBSアナウンサーが実体験!役に立ったコトノハ」。過去回、ネットで少しだけ"バズった"「重いものを持ち上げる時に言う『掛け声』」の全国調査は、誰かに言いたくなり話題にしやすかった。場所によって全然違う「せーの」や「いっせーので」という掛け声。この全国調査が行われたきっかけは、福岡出身の野嶋紗己子アナウンサーが「さんのーがーはい!」と言う掛け声をしたことからで、大いに楽しめた。

「ヒレ肉・ヘレ肉」

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最初に取り上げたのは、高井美紀アナウンサーが「役に立った」という「ヒレ・ヘレ どちらが正しい?」。
調査したのは、大阪出身の松井愛アナウンサーと、東京出身・三ツ廣政輝アナウンサー。「ヘレ肉・ヒレ肉」の語源は、フランス語「フィレ」から。牛肉・豚肉の柔らかく脂肪が少ない希少部位で最高級肉。
松井アナと三ツ廣アナは、スーパーマーケットを訪れ「精肉コーナー」で「ヒレ・ヘレ」の調査を開始したのだが、場所は大阪市内の店。値札はすべて「特選豚ヘレブロック」と書かれていたため、三ツ廣アナは「えっー!ヘレブロック!?」と仰天し、「私、今までの人生で、『ヒレ肉が食べたい!』なんて口に出したこと一度もないわ!」と松井アナ。このようなやり取りも何度かありながら、取材を進めた回だった。
そして調査結果は、日本語の語源に詳しい京都先端科学大学・丸田博之教授が「明治時代の日本人は、"フィレ"と言えなかった。"フィ"という言葉。そこで、"フィレ"が発音しやすいように関西では『ヘレ』、関東では『ヒレ』に変化。東京が『ヒレ』なら関西は『ヘレ』にしましょうとなった」と解説した。

「コトノハで見たわ!」

この調査結果が役に立ったという高井アナ。実際にどう役に立ったかと話を聞くと、「音声さんから、ナレーションの原稿に『ヘレ肉』とあったんですけど、現場にいたスタッフから『えっ?ヘレ肉?ヒレちゃうの?』となって、どっちが正しいのですか?」と相談された高井アナ。その時、「私、コトノハ図鑑で見たわ!ナレーション的には『ヒレ』が好ましい」と自信を持って答えられたという。

「知らなかった!」

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次のテーマは「MBSのクイズ王」と呼ばれる森本栄浩アナウンサーの「似て非なるコトノハ」。この調査は、武川智美アナウンサーと松本麻衣子アナウンサーが担当。2人は、原材料が違う「おかき」と「せんべい」などを取材した。そして、その中でも、何でも知っている森本アナが、「これは知らなかった!」ということは、「判子」と「印鑑」の違い。分かるだろうか。
正解は「判子」は道具そのもので、「印鑑」は押したあとのもの。「印鑑」の「鑑」という漢字には「鏡・物の形をうつすもの」という意味がある。
森本アナは「それを知ったことによって、うれしくてうれしくて」と話していた。

「おニューだね!」

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このほか、昭和39年生まれの来栖正之アナウンサーと、平成6年生まれの辻沙穂里アナウンサーが調査した「死語VS新語」は、昭和生まれの上泉雄一アナウンサーが「衝撃だった!」というシーンが取り上げられた。
それは、来栖アナが辻アナの新品のバッグを見て一言「お!そのカバン『おニュー』だね!」と言った時、辻アナの嫌そうな表情。確かに、これは演技だが「せっかくの新品なのになんか古い物に聞こえる...」という辻アナのセリフは、心の声に聞こえた。このシーンが「大好きで」と上泉アナ。この辻アナの表情から「『おニュー』は、プライベートでは使わないようにしようと思いました」と話した。

「声優に挑戦」

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藤林温子アナウンサーは、ショートカットのヘアスタイルがとても似合うキュートな女性アナ。その藤林アナがアナウンサー役ではなく、「ランウェイで笑って」に登場するアニメキャラクターの声優オーディションを受け、声優デビューするまでを密着した回があった。
放送後の反響について藤林アナは「結婚式のVTRのナレーションをしてほしいっていう依頼が増えました。『アニメ見たんやけど、アニメ声でやって』とか言われるようになりました。アナウンサーとして一番大事な声っていう強みが、自分の中で自信になりました」とコメントしていた。また、別のアニメ番組で藤林アナの声が聞ける日がくるかも?

「サムシングフォー」

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最後の「役に立った」は、自身が取材した玉巻映美アナウンサーの「知っていれば結婚式をより祝福できる!結婚式のコトノハ」。「結婚式にまつわる」言葉を特集した回。
放送後に結婚式を挙げた玉巻アナは、「思い出深い式になりました」と振り返った。それは、取材するまで、近年注目されている「サムシングフォー」を知らなかったという。
「サムシングフォー」とは、ウエディングドレスを着る時、花嫁が身につける「幸せを願う4つのアイテム」のこと。
サムシング・オールド(古い物)
サムシング・ニュー(新しい物)
サムシング・ボロー(借りた物)
サムシング・ブルー。「ブルー」は、欧米では聖母マリアを象徴する色とされているため「青い物」を身につけると幸せになるといわれている。
この「サムシングフォー」を玉巻アナも実際のウエディングドレスに取り入れたという。見せてくれた写真は幸せそうで美しかった。末永くお幸せに。

     ◇

「コトノハ図鑑」(MBS 毎週日 あさ5時45分放送・放送終了)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。
※4月からは「ちちんぷいぷい」の月曜・水曜コーナー企画としてお送りしています。

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