MBS 毎日放送

2020年02月06日 15時00分 公開

「モナ・リザ」ってどういう意味? 「ミケランジェロ」が由来となった言葉とは?

2年前の紅白歌合戦で米津玄師が「LEMON」を熱唱し話題になったため、全国的に知られるようになった「大塚国際美術館」。2月2日(日)に放送した「コトノハ図鑑」(MBS)では、この話題の美術館で、「名画にまつわるコトノハ」と題して誰もが知っている「モナ・リザ」などの名画や、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどの㊙技法を取り上げた。

「モナ・リザ」

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 「大塚国際美術館」は徳島県鳴門市にある。西洋の絵画約1000点を陶板で原寸大に再現していて、日本にいながらにして世界の絵画を鑑賞できる美術館だ。
取材したのはMBSの関岡香アナウンサーと上田悦子アナウンサー。

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 早速、美術館スタッフの畑中真弓さんから「モナ・リザの絵を描いてください」と指示があった。
「絵心がない」と言っていた2人が描くのは"突拍子もない"モナ・リザかと期待したが、出来上がりは「もしかしたらモナ・リザかな・・・?」という感じだった。
ここで、畑中さんが問題を出してきた。「『モナ・リザ』とはどういう意味でしょうか?」。
分かるだろうか。
正解は、「モナ」が名前(ファーストネーム)で、「リザ」が苗字...ではなく、『モナ』は、夫人の敬称のこと。つまり、「リザ夫人」という意味。実在の人物を描いたと言われている(諸説あり)。

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 モナ・リザを描いた画家・レオナルド・ダ・ヴィンチが活躍した時代に起こった革新的な文化運動のことを「ルネサンス」といって、フランス語で「再生・復活」を意味する。
そして、その時代に描かれた「モナ・リザ」には、「スフマート」という遠近法が使われている。「ダ・ヴィンチは、現実にないものを描きたくないという人で、ほとんど輪郭線を描かず、ぼやかして遠くのものを描いています」と畑中さん。
ルネサンス以前の中世の絵画は平面だったのに対して、14世紀~16世紀の革新的な文化運動・ルネサンスでは遠近法が一般的になったという。

ミケランジェロの作品から生まれた言葉とは?
 次に案内されたのは、「大塚国際美術館」で一番大きな部屋「システィーナ礼拝堂」。
バチカンにある礼拝堂の天井画と壁画を原寸大で再現している。テレビ画面で見ても圧倒されたが、関岡アナと上田アナも「すごい~」とため息が。この絵画はルネサンスの巨匠の一人・ミケランジェロが描いたもの。ここでも畑中さんから出題された。
「新鮮味がないという意味の〇〇〇〇」は、ミケランジェロの作品が由来の言葉。〇〇に入る言葉、分かるだろうか。

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 正解は「マンネリ」。イタリア語の「マニエラ」には「手法」という意味があり、その手法を用いた芸術を「マニエリズム」というのだとか。そして称賛された「マニエリズム」をみんながこぞって真似したため、やがて「マニエリズム=新鮮味がない」から「マンネリ」という言葉が生まれた。

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 この絵画には400人もの人物が描かれており、その中に「ミケランジェロ」自身も描かれている。それは、真ん中に描かれた「イエス・キリスト」の右下の人物が持っている「人間が脱皮したような皮」。これが、ミケランジェロだという。一見、ギョッとするが、畑中さんの「この大作を描いて『精も魂も尽きたぞ』という感じでしょうか」という説明に納得した。

「フェルメール」

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 次は、17世紀~18世紀に起こった「バロック」。貴族以外の日常の自然な人間像が描かれるようになった時代。「バロックの語源は、元々はポルトガル語で、歪んだ真珠、不規則な真珠という意味があります」と畑中さん。

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 ここでは、バロック期の代表画家「フェルメール」について。「フェルメールって?」となっている人でも青色のターバンをした金髪の少女が描かれた「真珠の耳飾りの少女」の作品は、1度は目にしたことがあるのではないだろうか。
フェルメールには「光の魔術師」という異名がある。代表作「真珠の...」の少女の瞳や大粒の真珠の中にも光がしっかりと描かれている。

「ゴッホのヒマワリ」全7点
 「大塚国際美術館」では、陶板で忠実に再現されたゴッホの代表作「花瓶のヒマワリ」全7点を鑑賞できる。
中でも、元々兵庫県芦屋市にあったが、第二次世界大戦で焼失してしまった背景が青色の「ヒマワリ」はここでしか見ることができない。
ゴッホは、浮世絵など日本画の影響を受けていたため作品にも輪郭線がはっきりと描かれており、この時代の絵には着物や提灯が描かれるなど、多くの画家が日本画の影響を受けている。また、ゴッホは激しい筆使いが情熱的だったことから「炎の画家」という異名がつけられていた。
ゴッホの「花瓶のヒマワリ」を7点揃って見ることができる「大塚国際美術館」。この美術館の最大の特徴は「作品に触ることができる」ということだ。フェルメールの「真珠の耳飾り...」では、関岡アナらも実際に絵の具の質感、ひび割れなども触って作品を「感じて」いた。来館予定の人は、名画を見るだけでなく、触って作品を「感じて」みてほしい。

     ◇

「コトノハ図鑑」(MBS 毎週日 あさ5時45分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。

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