MBS 毎日放送

2019年11月08日 14時00分 公開

大人気!「日本一の海上レストラン船」から 「船」にまつわるコトノハを調査!

ひと昔前、定年を迎えた年配夫婦が「のんびりと豪華客船で世界一周をしたい」と語っていた。しかし、今は年齢問わず誰もが憧れる「船の旅」。外航・国内クルーズが大人気という。そこで、11月3日(日)の「コトノハ図鑑」(MBS)では、人気の豪華客船に潜入し「海に囲まれた日本だからこそ知っておきたい船のコトノハ(言葉)」を徹底調査した。

「新人アナ×ベテラン29年目のアナ」

取材を担当したのは、MBSの新人・清水麻椰アナウンサーと、入社29年目の亀井希生アナウンサー。前週は新人の野嶋紗己子アナウンサーがロケ初登場。この時はベテランの高井美紀アナウンサーがサポートしていたので安心して見ていた。結果、初々しくものびのびとしたロケだった。
しかし、今回はMBSのアナウンサーの中でもキャラが濃く、クセの強い亀井アナとのロケ取材。新人・清水アナがどうなるのか......楽しみだ。

「日本最大級の海上レストラン」

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取材場所は「ルミナス神戸Ⅱ」。兵庫の「神戸港」を出港し、明石海峡大橋周辺を巡るおよそ2時間のショートクルーズ。この船は3つのレストランとバーを完備した「日本最大級の海上レストラン船」と呼ばれている。そこで、新人・清水アナが人生初の「食レポ」に挑戦した。メニューは「金目鯛のポワレとグリーンアスパラのフィユテサフランソース」。このメニュー名を聞いただけではどのような味なのかさっぱり分からない。
そこで一口食べた清水アナがコメントしたのは「あの...この金目鯛のポワレと...ミートソースの...きのこと玉ねぎのものが入っているのですが...」。全くどのような味なのか伝わらなかった。
 次にベテランの亀井アナがお手本を見せるために試食したのは、「黒毛和牛もも肉のステーキ」。一口試食した亀井アナは「............(沈黙)。サイコーです!」とだけコメント。親指を立ててニッコリ笑顔。やはり!思った通りのクセの強い亀井アナだった。結局2人とも食リポなどそっちのけで食事を楽しんだだけだった。

「t (㌧)」とワインの関係は?

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清水アナと亀井アナに「船にまつわるコトノハ」を伝授するのは、この番組ではおなじみの語源に詳しい京都先端科学大学の丸田博之教授。
早速、丸田教授が食事中の2人に「重さの単位『t (㌧)』の由来は?」と出題した。ヒントは、2人が食事しているテーブルにあるという。
答えは「ワイン」。t(㌧)はワイン樽の数を表す単位なのだ。「15世紀頃、ワイン樽をいくつ積められるかが船の大きさの基準だった」と丸田教授。そして、ワインの容量をチェックするために樽を棒でたたきその音の響きが「トン」と聞こえたことから「t (㌧)」の由来になったという。また、当時は、「1樽 約1016kg」だったが、メートル法の採用で現在は「1樽 1000kg」に。

「トム・クルーズ!」

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次に丸田教授は「クルーズという言葉を聞くと、どういった印象を持っていますか?」と質問した。
「私は豪華なイメージです」と清水アナ。亀井アナは「もうすぐ『トップガン2』が公開されますが...」と言い出し、「トム・クルーズ!」とコメントした。これには清水アナ、真顔で「急にびっくりしました...」。
そんな亀井アナにお構いなしの丸田教授は「クルーズの由来」についてこう続けた。
「海賊が獲物を探して航海しているのが由来と言われています」。つまり、クルーズの語源はラテン語のCrux(意味:十字架)。オランダ海峡の間で獲物を求めて縦横無尽に航海するという意味で使われていたという。

「舟・船・艇・舶・艦」

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「ふね」を表す漢字は主に上記の5つ。「舟」はエンジンなど動力のない小型のフネ。「船」は、フネ全般を表す際に用いるが厳密にはエンジンなど動力がある大型のフネのことをいう。「艇」は、小型で動力が付いたボート(使用例として競艇・水雷艇)。また、「舶」という漢字は、海を渡り国境をまたげるぐらいの大型船を指す。そして、「艦」は、清水アナが答えていたが「軍事目的のフネ。装甲性のある大型のフネのこと。主に軍艦・潜水艦」。

「面舵いっぱい!」

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「面舵(おもかじ)いっぱい」「取舵(とりかじ)いっぱい」は、船の進路指示を出す時に使う言葉。面舵は「右」、取舵は「左」のことをいう。「では、なぜ面舵というようになったのか?」と丸田教授。
もともと進行方向は十二支を基準にいていた。酉の方角を指す左側を取舵、卯の方向さす右側を「卯舵(うのかじ)」と呼んでいた。後に「卯舵」が「面舵」に変化したのは、船の船首を「面」ということから「面舵」と。船は進行方向を変える時、基本「面」は右を向く=「面舵」となった。
そして、最後に丸田教授は「『そのまま真っ直ぐ、前進しなさい』という意味の言葉は?」と出題した。答えは...「オーライ」ではなく、「ヨーソロー」。古い昔の言葉の「宜候(よろしくそうろう)」が変化して「ヨーソロー」となったという。

「亀井さん!何してんの!」

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この番組は、毎回VTRを見ているアナウンサーが3人ほどいる。Vの間に「そんな意味があったのですね!」「知らなかった!」など、"コトノハ"について感想を言い合う。しかし、今回は違った。クセの強すぎる亀井アナだけに、山中真アナウンサー、河本光正アナウンサーらから「いや~!ツッコミたい!」「亀井さん!何してんの!」「初ロケをした新人アナの見守り役ですよね?」と総ツッコミ。
亀井アナは登場から海軍の軍服「セーラー服」を着て取材していたからだ。「初ロケでしたが、全部亀井さんに持っていかれました...」と清水アナ。見ている側は思った通りの展開で楽しめたが、清水アナには...「苦行」だったかも知れない。でも、1つ良い点が。亀井アナとロケ同行を経験したら次のロケは相手が誰でも相当楽に感じるだろう。

     ◇

「コトノハ図鑑」(MBS 毎週日 あさ5時45分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。

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