MBS 毎日放送

2019年08月08日 20時30分 公開

「変な人いましたよね?」「え?見えた...?」 怪談師から学ぶ「人を引き付ける話術」

 最近は、恐怖を積極的に体験しストレスを発散する「ホラ活」が話題になっているという。そこで、8月4日(日)に放送された「コトノハ図鑑」(MBS)では、「話し方でおもしろさが変わる!日常でも使える怪談のテクニック」と題して、夏の風物詩「怪談」にまつわるコトノハを調査した…。さて、今、この文を読んでいる方、時刻は何時…?もし、深夜だったら読み出したことをちょっとだけ後悔するかも知れない。

話のオチは?

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 今回、取材するのは、玉巻映美アナウンサーと三ツ廣政輝アナウンサー。番組冒頭、三ツ廣アナは「僕、先輩から『トークがおもんない!』などめちゃめちゃ言われてまして...」と悩みを打ち明けたていたが、アナウンサーは、正確にニュース原稿を読み上げ分かりやすく情報を伝えるのが仕事なので、そこだけを切り取ると入社2年目の三ツ廣アナは何の問題もない。
しかし、エピソードトークなどで何度か「この話のオチは!?」と気になっていたことがあった。玉巻アナからも「三ツ廣の話で笑ったこと無いかも!」とバッサリ。
そんな三ツ廣アナと玉巻アナは「怪談師に人を引き付ける話し方を学ぶ」ために東京・新宿歌舞伎町にある「怪談ライブBAR」を訪れた。

人気怪談師

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 「怪談ライブBAR スリラーナイト歌舞伎町」は、酒を飲みながら怪談師による怖い話しを楽しむことができるコンセプトBAR。今回、人気№1の怪談師・村上ロックさんから「人を引き付ける話術」を学ぶことに。
挨拶しかしていないのに最初の対面時から、村上さんからは怖~い雰囲気が漂っていた。村上さんからも「友達に『先週見た映画なんだけどさあ~』と言っただけなのに、『怖い話し?』となります」と。
「いろんなテクニックとか話術はありますが、まずは、お話を聞かせてください」と村上さん。そこで、三ツ廣アナが体験した「本当にあった怖い話」を始めた...。

「ついに幽霊を見てしまった...」

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「社会人になって、大阪に出てきてひとり暮らしを始めました。あまり普段、幽霊などは見ないタイプですが、1度だけ見たことがありまして...。家で一人で寝ていた時の事です。急に金縛りにあったんです。金縛りは何回かあったことがあるので『あ...金縛りか』と、じーっとしておこうと思ったんですけど...。
ふと、人の気配を感じて『何かおかしいな』と、パッと目を開けたら男の人がすぐ横に立ってこっちを覗き込むように見ていました。『ついに見てしまった! 23年間見たことなかった幽霊を見てしまった!』と思いながらも冷静にその人の目をじーっと見ていたら、何か納得したかのように目を合わすのをやめて、廊下に消えていったんです」と、霊体験を淡々と話す三ツ廣アナ。
そして、幽霊を見たその数日後から、三ツ廣アナに異変が......。
「その数日後、夢遊病になりまして、寝ているとき気づいたら洗面所にいたり、ベッドの上で土下座していたり...。挙げ句の果てには、カバンから名刺入れを取り出して家にあるイスに向かって挨拶をしていて...。そこで、我に返って『なんでこんな所で!?』ということがよくありました。しばらくして、夢遊病はなくなりましたが、もしかしてあのおじさん(幽霊)の仕業だったのかな。その真相は謎のままです」。

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 この三ツ廣アナの「怖い話」は、別の意味でかなり怖かった。玉巻アナもVTRを見ていた河田直也アナも「大丈夫?夢遊病。病院行った方がいいよ」と心配していた。

ポイントは4つ

 そして、村上さんは「さすが、お上手です」と三ツ廣アナを褒めていたものの、点数でいうと40点~50点だそうだ。
怪談のテクニックとして、4つのポイントがあると村上さん。

①話す速度に緩急をつける
②聞かせたいときは間をつくる
③冒頭に枕をつける
④情感豊かに話す

この4つのポイントをおさえると、普段の会話でも「人を引き付ける会話」ができるという。
早速、村上さんが「緩急」「間」をつけて玉巻アナのインタビュー記事を読み上げたが、「ナニナニ?」とその先が早く聞きたくなる話し方だった。(玉巻アナのインタビューは、秋の味覚について自然薯好きなので山へ掘りに行きたいという内容)
次に、村上さんは先ほど話した三ツ廣アナの「怖い話」に、「誰しも毎日見る夢、時としてこれ......夢なんかじゃない...現実の狭間でおきる、そんな不思議な出来事」と枕をつけた。村上さんの言い回しを文字・文章で表現するのは限界があるが、聞いていると「凄い!」「凄い!」と思わず連呼してしまった。例えるなら、『世にも奇妙な物語』のストーリーテラーのタモリさんのような感じだ。

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また、このロケのVTRを話し方講座の講師をしている高津和彦さんに見てもらうと、「枕が上手な人は話が上手」といい、さらに「情感豊かになること。特に若い人は"スゲェ"と"ヤバイ"だけ。具体的に表現することが出来ない人が多い」と指摘した。

怪談イベントでの出来事

 村上さんから学んだ話術を習得した玉巻アナが早速、河田アナ、武川智美アナ、田丸一男アナ、古川圭子アナの前で実際に体験した「本当にあった怖い話」を披露した。
「皆さんは、できれば知りたくなかった...ってこと、ありませんか?」という枕から始まり、2年前に開催された「怪談イベント」での出来事を語りだした玉巻アナ。
「そのイベントには、事故物件住みます芸人やオカルトコレクター、和尚さんらが出演していました。150人位の人が集まりまして、物々しい雰囲気の中、もちろん怖い話もありますが笑いなどもあったステージでした.........が、ふと一番後ろに座っている無反応の女性に目が止まりました。その女性を見ていたら首がドンドン下がっていって、そこだけ首一つ落ちている感じなんですね。『待って?私だけに見えている?』となりました。そして、控室に戻って和尚さんに『変な人いましたよね』というと......」

和尚「えっ!?見えた?」
玉巻アナ「はい。うなだれた女性いましたよね?」
和尚「それは......女性じゃない。女性の首元に2歳くらいの男の子の霊がよじ登って、玉巻さんにだけ向かって真顔で手を振っていましたよ」
和尚「玉巻さん。あの時、男の子の姿が見えたらあなたに取り憑いていましたよ」。

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 緩急・間を取って話した玉巻アナの「怪談」に武川アナは、隣にいた河田アナに抱きつきながら「ぎゃーあ!」と絶叫。確かに怖かった。そして、三ツ廣アナも学習した通り話してみたが、怖がりの武川アナも「・・・?」という出来だったうえに、「もう1回研修しよっか!」と言われる始末だった。。


「コトノハ図鑑」(MBS 毎週日 あさ5時45分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。

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