MBS 毎日放送

2019年06月03日 20時00分 公開

意外!この言葉って「鹿児島弁」だったの!? 注目のイケメンアナウンサーが徹底取材!

 「鹿児島弁で何か言える?」と聞かれたら、「言えない」とほとんどの人が答えるだろうし、実際に鹿児島弁を聞いても馴染みがなくて分からない言葉が多い。しかし、日本人なら誰でもが知っている“あの言葉”が意外にも鹿児島弁だった!? 一体それはどういう言葉なのか。5月26日(日)に放送された「コトノハ図鑑」(MBS)では、MBS入社2年目の注目のアナウンサー・三ツ廣政輝アナが南日本放送の人気アナウンサー・豊平有香アナと共に「鹿児島」の魅力に迫った。

「むぜね~」って?

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 生まれも育ちも鹿児島という南日本放送の豊平アナは、三ツ廣アナと顔合わせの時、「普段ですねぇ、私、こういう話し方するんですよぉ」と鹿児島弁のイントネーションで挨拶した。こうして文字の並びだけを見ると普通の言葉だが、豊平アナの話し方はなんともキュートだった。三ツ廣アナも「鹿児島弁に馴染みがなくて、周りにもいなかったので鹿児島弁の良いところ勉強します」と思わず笑顔になっていた。そして、早速豊平アナから「『むぜね』とはどういう意味でしょうか?」と出題された。「むぜね」初めて聞く言葉だ。正解は「かわいいね」という意味。この「かわいいね」という意味の「むぜね」の語源を聞くと少し不思議な感覚になった...。それは、「むぞう(無残)」が変化してできた言葉というからだ。「無残→不憫→いとおしい・いじらしい・かわいい」に変化したと豊平アナは解説した。

絶景!「桜島」

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 西南戦争の最後の激戦地「鹿児島城」の城山展望台を訪れた三ツ廣アナと豊平アナ。「西南戦争」とは、明治政府に対して不満を抱いた士族と政府の間で起こった日本国内最後の内戦。今でもこの戦争の爪痕があちこちに残され、映像では生々しい弾痕や、西郷隆盛が雨風をしのんだ洞窟などが映し出された。また、展望台から望む「桜島」は壮大だった。「うおー!! 桜島!大きい!真ん前に見えますね!」と絶景にはしゃぐ三ツ廣アナ。実はこの「桜島」、もともとは「鹿児島」と呼ばれていたという。「そこから段々とその周辺一帯を"鹿児島"と呼ぶようになった」と豊平アナは説明した。

全国に定着した鹿児島弁とは?

 次に2人が訪れたのは鹿児島県民が愛してやまない「西郷隆盛像」。西郷隆盛は、日本の警察の設立に深く関わった人といわれ、ここで豊平アナからクイズが出題された。「薩摩出身の警察官が使って全国に広がった鹿児島弁があります。その言葉とは?」。そう、この問題こそが冒頭に記した「誰でも知っている鹿児島弁」であるが、分かるだろうか。その言葉は、警察官3000人のうち薩摩出身者が2000人もいたため市民にも広がったといわれているのだが......

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 正解は「おいこら」。鹿児島弁で「こら」は、モノを指し示す言葉で、「おい」という気をひく言葉をつけて「おいこら(ちょっと、ちょっと)」と親しみを込めて市民に使っていた。しかし、どこかやましい人は警察官に「おいこら!」と呼び止められると勝手に「怖い」と思ったため、そこから怒っているイメージの言葉に変化したという。このほかにも「ビンタ」も鹿児島弁由来。「ビン」とは「頭」のこと。志學館大学で鹿児島の文化と方言を研究している原田泉教授は「薩摩出身の士官が後輩を指導する時に"ビンタ"と言って頭を叩いたため広がった」と解説した。

「この"バッテン"なんですか?」

 鹿児島名物の「さつま揚げ」は、鹿児島では「つけあげ」と呼んでいる。琉球語で魚のすり身を揚げたもののことを指す「チキアーギー」が訛って「つけあげ」になったというのだが、ここで三ツ廣アナが大失言をした。

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 明治32年創業のさつま揚げ専門店「徳永屋本店」で、オススメの「島津揚げ(1枚168円)」という「つけ揚げ」を試食することになったのだが、その「つけあげ」の模様・島津家の家紋(丸に十字)を見た三ツ廣アナが「このバッテンなんですか?」と言ったのだ。すぐに「えっー!バッテン!? 丸に十の字!知らないの!? 島津!島津よ!(店の)のれん見て!大変なことになるよ!」と、"お怒りモード"になった豊平アナ。それほど、鹿児島県人にとって「島津家」は今でも特別な存在なのだ。

「ツルツルになった」

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2人は住宅街へ移動し、趣のある「理髪店」を訪れた。この店のメニュー表には「ソッばっかい・ツンばっかい・アルばっかい・ナデチケばっかい」と書かれていたのだが、三ツ廣アナは意味がわからないまま「ソッばっかい」を体験することに。体験後、三ツ廣アナは「ツルツルになりました」と感想を話したのだが...。正解は、頭が「ツルツル」になったのではなく、「顔」がツルツルに。体験したことは「顔剃り」だった。ソッは『剃る』/ばっかいは『~だけ』の意味になるので合わせて、「ソッばっかい」(顔剃り)となる。このほか、「ツンばっかい」は、カット。「アルばっかい」は、シャンプー、「ナデチケばっかい」は、セットという意味。取材した理髪店だけがこのようなメニュー表記をしているわけではなく、ほかの店も客の目を引くためにあえて「鹿児島弁」でメニューを書いているという。

好評企画!天文館で「おつかい」

 この「鹿児島弁」を学ぶ企画は、前回放送した「宮城・仙台編」に続き第2弾となる。その仙台編で好評だった「おつかい」(今回は鹿児島弁で書かれたモノを買ってくる企画)に三ツ廣アナも挑戦した。おつかいの場所は鹿児島1番の繁華街「天文館」で行われた。第1問目は「おかべ」。街行く人に聞き込みをすると「毎日食べてます」、「スーパーやデパ地下にある」、「居酒屋のメニューにあります」などの情報が。そして、「かつお節をかける」「醤油をかける」の情報をプラスし、三ツ廣アナが買ってきたものは「豆腐」だった。もちろん正解。

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 もともとは京言葉の「おかべ」がそのまま使われているという。言葉の由来は、白壁のように白いことから「おかべ」となった。次のお題は、「ギッタ」。色は「ベッコウ色」で、「お菓子を包む」ときや「ビンタん毛(髪の毛)をじっかさっきびる(束ねる)」ときに使うなどのヒントが街の人から出たがわかるだろうか。正解は「輪ゴム」。

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 グッタベルチャ(マレー語でゴムを意味する)というこの言葉が訛って「ギッタ」となったという。三ツ廣アナも正解した。これら紹介した「鹿児島弁」は、ちょっと難解に感じたので「現在も鹿児島県人は使っているのか?」と疑問に感じた。同じように三ツ廣アナも疑問に感じたのか「今も『むぜね』の言葉は、鹿児島の方に言ったら伝わるんですか?」と、豊平アナに質問すると、「ん?今夜は、いろいろと繰り出すんでしょ♪」とニヤリ。取材終了後、三ツ廣アナが鹿児島の女性に「むぜね~」と言ったのか気になるところだ。

「コトノハ図鑑」(MBS 毎週日 あさ5時45分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。

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