MBS 毎日放送

2019年12月02日 20時30分 公開

「黒字」なのか?「赤字」なのか? 気になるあの店の「収支」を徹底調査!

「こんなに安い値段で、売上大丈夫?」「これで儲けあるの?」と気になった店に、「収支はどうなっていますか?」と実際に聞いてみたいと思ったことはないだろうか。しかし、これは簡単に聞けるものではない。そこで、11月21日(木)の「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」(MBS)では、「攻めすぎて売り上げが心配になるお店 黒字か赤字か聞いても大丈夫なのか?」と題して、気になる3店舗を調査した。

「超狭」の立ち飲み店

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 最初に登場したのは、大阪の「阿倍野駅」から徒歩1分のところにある立ち飲み店「青空食堂」。取材に訪れた番組のスタッフも「ここですか!?せまっ!」と思わず言ってしまうほどの狭さだ。0.7坪(1.5畳)という。一度に7人も入ると(と、いってもカウンターに並ぶという感じ)満員電車のようなギューギュー詰めになってしまう「極狭立ち飲み店」。早速、支出を聞くと「人件費40万円/仕入れ95万円」という。店の人は「季節とか天候にはだいぶん左右されますね」。
ここで問題。この店は黒字なのか?赤字なのか?

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 この日ゲストの中山秀征とおかずクラブ、MCのメッセンジャーも一緒に考えた。オカリナ以外は「黒字」と答えていたが...

正解は...

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 この店の家賃・光熱費・設備費などはすべて込みで10万円。そして、先ほどの人件費&仕入れを足すと支出の合計は145万円となり、収入は150万円という。月5万円の「黒字」。
この店が提供しているアルコールドリンク(酎ハイ/サングリア/ワイン/ジン・ウォッカ・ラムなど)は、ALL500円。良心的価格。このほか、ちょっと他の立ちの飲み店はあまり見かけない「ミーゴレン」「ハムステーキ」「麻婆巾着」などのメニューがあるため、常連客がハイペースで料理を注文。「料理がめっちゃ美味しいです!」と女性客。これからも連日常連客で賑わっているので大丈夫そうだった。

ジェラート専門店

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 次の店は、和歌山県にある店という。海南東インターチェンジから30分...山道が続く。「どこ!?」「本当に店はあるの?」と、不安がよぎる景色が続く。別局の「ポツンと○○○」という番組が思い浮かんだ。
そして、ようやく到着した店は「キミノーカ」というジェラート専門店。番組スタッフは「なぜここでジェラート店を?」と聞いてみると、「面白いでしょ!ジェラート屋さんが街にあっても普通なので」と店長は言うが、店はかなり辺ぴな場所にある。公共の交通機関について聞くと「バス停から2kmくらい離れていて、1日2回くらいしか停まらない」とのこと。競合店は無いが、客は来るのだろうか...

野菜の魅力を伝えるため

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 店長の字城哲志さんは、自家農園をしているという。そこで育てた野菜を使ってジェラートを作っている。「農家をやっていまして、ジェラート屋を始めました。ちょっと変わった野菜になると売れにくかったりするんですけど、ジェラートにしちゃえば食べられる状態になるので」という店長は、12年前に脱サラをして農家を始め、7年前から野菜の魅力を伝えるためにジェラート店をオープンさせたという。

人件費60万円

 「自家農園」の野菜でジェラートを作っているということなので、「経費節減になりそうですね」とスタッフが言うと、「自分で野菜を作ると根っこが付いていたりするので、それからキレイにしたりすると手間がいっぱいかかります」と店長。そのため人件費は約60万円もかかっているという。このほかの支出は「家賃は0円/光熱費5万円/設備費25万円/材料費30万円」。山奥の辺ぴな場所にある「ジェラート店」にわざわざ来店する客がいるのか。黒字なのか?赤字なのか?

ポツンと○○ツアー

 正解は、収入が「150万円」なので、月30万円の「黒字」。
店がオープンするとひっきりなしに客が訪れ、あっという間に店内は超満員。今年のピークは「1日500人くらい来店した」という。

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 この周辺には「ポツンとジェラート店」のほかに、「ポツンとピザ屋」「ポツンとパン屋」など、人気の店が山奥などに点在しているため、最近、「ドライブがてら『ポツンと○○ツアー』をしている人も少なくない」と、番組ナレーション。このVTRを最初に見た時に感じたままだった。「ポツンと○○ツアー」は楽しそうだ。

ヤリ過ぎじゃん!

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 最後の店は、東京・上板橋にある居酒屋「花門」。店長のコルドバッチェ・マンスールさんはイラン出身の外国人。流暢な日本語で「ここは居酒屋です。安さで攻めています!ここの全部のメニューが400円です。ワンコインでないですヨ。4コインですヨ!」と人懐こい笑顔で話すマンスールさん。
「400円均一なのね」と思ったその時、画面いっぱいに映し出されたのは超大盛りの野菜&唐揚げ。しかも、大皿に盛り付けられていた。この量で1人前というから驚きだ。スタジオのゲストら出演者も「これは!赤字だわ!」「ヤリ過ぎじゃん!」「もう見てられない」と騒然。

笑顔のために!

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 なぜ「デカ盛りと400円の値段にこだわるのか」と、マンスールさんに話を聞くと...
「昔、この店がオープンした頃、妊婦さん夫婦のお客さんが来ました。妊婦さんは800円のサイコロステーキが食べたかったけど、旦那さんから『予算がないから安いのにしなさい』って言われて380円の料理にしました。奥さんはサイコロステーキが380円だったら食べられたんだなって...」。
それから、マンスールさんは値段を一律380円にしたという。その後、その夫婦が来店しサイコロステーキを注文。「倍の量にして出しました!妊婦さんの笑顔がいまだに忘れられなくて!」とマンスールさん。
それは本当に素晴らしい話しだが、支出を聞くと「家賃7万円/光熱費10万円/人件費13万円」。そして、仕入れが55万円。合計85万円で、収入は70万円という。15万円の大赤字だった。やはり...。
マンスールさんは「お客さんが来れば来るほど赤字が多いんデス。だから昼間アルバイトしています。14年間イランに帰ることができないんですヨ。ガハハハ!」と豪快に笑っていた。
もし、居酒屋「花門」に行くことがあれば、「ちょっとだけ量を少なめにして」などと注文してほしい。

「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」はMBSで毎週木曜日よる11時56分放送中。メッセンジャーの黒田、あいはらが世の中に起こるありとあらゆることに対して、勝手に「大丈夫なのか?」とおせっかいに心配するバラエティ番組。

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