MBS 毎日放送

2019年10月16日 21時00分 公開

月に1日しかオープンしない人気スイーツ店は 「赤字?」「黒字?」収支を徹底調査!

 「儲け度外視!」などの宣伝文句をみた時、「どうせ、ほかのメニューで採算合わせているんでしょ」と思う飲食店がある一方で、「この店、これで儲けあるの?」と心配になる店もある。そこで、10月10日(木)の「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」(MBS)では、「攻めすぎて売り上げが心配になるお店 黒字か赤字か聞いても大丈夫なのか?」と題して、気になる3店舗を調査した。

「大人気・ケーキビュッフェの店」

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 最初に登場したのは、大阪のオシャレエリア「南堀江」にある「ケーキビュッフェ」の店。オーナーの斎藤翼さんは「完全予約制です」といい、驚いたのは「月に1度だけオープンする"TSUKIICHI"です」と続けた。月に1度だけオープンする店というのだ。これで儲けは大丈夫なのか...。
1日4部制で「向こう2ヶ月まで予約が埋まっている」という。取材した日は、若い女性を中心に超満席だった。

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 ビュッフェの内容は、19種類のケーキと料理二品。サラダ・スープ・ドリンクが食べ放題、飲み放題で「5,500円(1人)」。
斎藤オーナーは「ケーキビュッフェだからといって手を抜いているわけではなくて、ひとつひとつ手作りでやっています」。さらに、小麦粉や生クリームなどは産地にこだわり、旬のフルーツをふんだんに使用したスイーツなどもあり、材料費は度外視でとにかく「素材にこだわっている」という。

「残りの29日間は?」

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 では、なぜ「月に1度しか営業しないのか?」と疑問がわいてくる。そこで、番組スタッフが、斎藤オーナーに話を聞くと「コンビニスイーツが普及したことでスイーツが身近な存在になった反面、スイーツを"堪能"してもらうということが減りました。なので、皆さんには非日常と特別なものを提供したいという想いで、完全予約制の月1ケーキビュッフェをしています」と話した。この話を聞いている内にもう1つの疑問が...
それは、月に1度の営業なら「残りの29日間はどうしているのだろうか?」だ。
スタッフはきっちりと疑問について、オーナーにこう聞いてくれた。
「29日間、(店の家賃などを)ドブに捨ててる?」と。余談になるが、この「ドブ」という表現を使うことがこの番組らしさがあって、なぜかさらに番組を楽しめてしまうから不思議だ。

「百貨店で展開」

 「TSUKIICHI」の収支は、「家賃・設備費が60万円/人件費・材料費は50万円で合計110万円」という。本題に入るが、月に1日の営業で高級ケーキビュッフェ(ひとり5,500円)...これで、儲けはあるのか。黒字なのか。
答えは、「トントン」。「売上が100万円ちょっと」という。では、どうやって生活しているのかというと、「この店がきかっけで百貨店などからお声がかかり、"TSUKIICHI"という名前で店を展開しています」と斎藤オーナー。

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 店が月1営業なので時間にも余裕があるため、百貨店に出すための新商品の開発ができるという。
その百貨店で展開した売上を合わせると「黒字」になる。「だいたい、百貨店の催事などの売上が100万円~150万円ほどになります」と斎藤オーナー。
「黒字なのか赤字なのか」の調査だったが、この「TSUKIICHI」を見ていると、それは全く気にならなくなった。早速、「予約しよう!」「食べたい!」となった。

「見つけにくい場所にあるBAR」

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 次の店は、大阪市生野区にある「BAR」。場所はかなり分かりにくく、また、廃虚のような倉庫の奥にあった。店主は元々、工場をやっていたといい、その工場をたたんで「BAR」にしたという。かなりわかりづらい、見つけにくい場所にあるのだが、意外にも常連客がついていて繁盛しているようだ。
収支の内訳は「光熱費3万」「仕入れ5万円」で、売上は月40万円という。「黒字」の店。

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 ちょっとクセのある店主だったが、この調査をしていた女性スタッフの方が、雰囲気や喋り方、やり取りなどが軽快でバラエティタレントのようで気になった。大阪のテレビ局の人は、スタッフまでもがタレントっぽいからおもしろい。

「驚異の安さ!」

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 最後の店は、愛知県丹波郡大口町にある「喫茶BIG」。画面には田園が広がるのどかな田舎風景が映し出されていた。そこで、登場したのは外国人店長。バングラデシュ出身のモハメド・アリさん。田舎風景もちょっと驚いたが、現れたのが「モハメド・アリ」という名前の外国人店長。ちなみに本名という。
アリさんは12年前に日本へ移住して5年前に「喫茶BIG」の店長になった。

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 毎日変わる12種類以上の料理を提供している「バイキング形式」の店。
この店を紹介している時、さらに驚いたのは、その「バイキング」の値段。なんと、昼夜バイキングは「600円」。バイキング形式なので料理はもちろん食べ放題。そして、飲み物もフリードリンク。さらに、時間は無制限というのだ。モーニングとなれば「350円」で提供しているという。
この「喫茶BIG」の紹介だけで何回驚いたことか...!

「大赤字!?」

 この大口町のアルバイトの時給は、最低800円台のところ、このアリさんの店のスタッフは時給1,000円。そして、アルバイトも食べ放題・飲み放題という。もう驚いてばかりだ。
そして、「黒字か赤字」問題だが......かなり、「喫茶BIG」は繁盛していた。収録の時も満席だったが、この値段設定だと...?
予想通り、「赤字」。人件費だけで月80万円、固定費が月40万円/材料費が80万円。そして、収入は150万円。つまり、月50万円の大赤字の店だった。

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「だってお客さんいっぱい食べるもん」と笑顔のアリさんだが、スタジオで「赤字か黒字か」を予想していたMCのメッセンジャーや、ゲストの前園真聖らは「カラクリあるの?」「大丈夫なの!?」と騒然。同じように本当に心配になった。
しかし、詳しくアリさんに話しを聞くと、この店の社長が不動産会社を経営しているとのことで、そこで赤字を埋めているという。たとえ赤字でも「地元の人にいっぱい食べてもらいたいから」という社長の考えで「喫茶BIG」をやっているという。
この番組、普段は売れない芸人をイジったり、お金・ギャラの話題が多く、いわいる"ゲスい番組"なのだが、今回は初めてほのぼのしてほっこりとした内容だった。

「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?」はMBSで毎週木曜日よる11時56分放送中。メッセンジャーの黒田、あいはらが世の中に起こるありとあらゆることに対して、勝手に「大丈夫なのか?」とおせっかいに心配するバラエティ番組。

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