シンドリア王国への攻撃は陽動で、アル・サーメンの真の狙いはアラジンとアリババだった。
シンドバッドが気付いた時にはすでに時遅く、アリババは闇にとらわれてしまっていた。
「すべてが運命で決まってるなら・・・どうしてその決まっている運命を辿らなくちゃいけないんだ…?」
アリババの脳裏に、救えなかったものたちの光景が浮かぶ。
「運命はいいなりになるものじゃない。乗り越えることで命を…世界を前へ進めるものなんだよ」
王を導く「マギ」として、友として。アラジンがアリババを導く。
いま、勇気と友情が世界を創る―。