アリババは、アラジン達に、かつての自分の話を始めた。スラム出身の自分が王子として王宮に引き取られた事。そして、カシムの裏切りによって、王宮が襲われた過去…。 それでも、カシムを許し、人々を「霧の団」の力で救おうとするアリババ。 そんな頑な姿を、黄牙の村での記憶と重ねながら、アラジンはアリババに手を差し伸べる。 「大丈夫だよ、僕も君と一緒に考えるから」 しかし、アリババがその手を取ろうとした瞬間、カシムが現れるのだった。