■2020年2月14日

宝塚市立売布(めふ)小学校

講師:尾嵜豪(解説委員)、村上嘉章(広報部) 参加者:小学5年生 91人
今回は、テレビ制作で情報番組も担当した広報部の村上嘉章が「ニュースを伝えるということ」、テレビ制作局に所属し、お魚博士としてもよく画面に登場する解説委員の尾嵜豪が、「生放送で伝えるということ」というテーマで授業を担当しました。
宝塚の住宅街の細い路地を抜ける。そこからまたまた細い道をすり抜けるようにして、ようやく到着したのが、売布小学校です。今回は、5年生3クラス91人全員が参加してくれるとあって、こちらも力が入ります。

1時限目は村上の「ニュースを伝えるということ」。子どもたちは、「へ~」「お~」など、リアクション満点で、いい雰囲気のスタート。聡明な感じの受け答えに、とても授業がやりやすかったです。

ニュース体験では、子どもたち、しっかり原稿を読み込んできているのがよくわかる出来栄えで、「全員放送部ですか?」と、こちらが質問してしまうほど。
またカメラ体験では、何人か体験してカメラの値段をお伝えした直後に、なぜか画面が真っ黒に。

自分が壊してしまったのかと心配した子が、挙手して「すいませんでした!」と、爽やかに謝ってくれました。
もちろんその後、カメラは復旧。体験を続行し、体格の大きな子が、安定したカメラの扱いを披露すると、先生方からも歓声が上がっていました。

二時間目は私尾嵜の「生放送で伝えるということ」。
今回は、10年前にたくさんの賞をいただいた番組「クニマスは生きていた!」のVTRの冒頭部分を流し、絶滅魚クニマスの発見エピソードを簡単に解説しました。

そしてその直後にクイズ形式でおさらい。正解者に景品を用意すると、子供たちのボルテージも急上昇し、「ハイ!ハイ!ハイ!」の連続で、先生方も驚くほどの元気っぷりを披露してくれました。

その後、先月尾嵜が情報番組「ミント!」で解説した「ダイオウイカの氷漬け展示の放送」について説明しました。実際の番組スタジオで出演者ににおいを嗅いでもらった、ダイオウイカの吸盤をサプライズで持参、ほぼ全員に見てもらい、においをかいでもらいました。

「くさい!」「イカのにおい!」子どもたちとワイワイ言いながら、番組の生放送のスタジオで、現物を出して出演者に見せる意味を考えてもらいました。
ひょっとしたらこの子どもたちの中から、この授業を受けたことで、人生が変わる子が出るかもしれないかと思うと、全力で授業に臨んでしまいますが、こちらが真剣にやればやるだけ、子どもたちには伝わっていると実感します。また機会あれば行きたいと思います