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2010年04月04日放送

尾上菊五郎

歌舞伎俳優

歌舞伎俳優・尾上菊五郎

 2010年4月公演を最後に取り壊される東京・東銀座の歌舞伎座。120年以上もの歴史を飾る名優たちの中でもひと際輝かしい存在が、人間国宝・七代目尾上菊五郎だ。菊五郎が「歌舞伎座さよなら公演」と銘打たれた3月公演で演じたのは当たり役の『弁天小僧』「知らざぁ言って、聞かせやしょう。」で始まる名台詞は、彼が40年以上に渡って演じ続けた芸の極みだ。公演初日、同じ舞台の上には息子の尾上菊之助の姿があり、客席からは妻の富司純子と娘の寺島しのぶが見つめていた。その夜、寺島のベルリン映画祭銀熊賞受賞を家族だけで祝った菊五郎一家…果たしてどんな話が飛び出すのだろうかー?
また、番組では弟子たちへの指導や菊五郎の「お気に入りの場所」での酒席、4月公演の稽古の様子なども併せてお伝えする。「さよなら、さよならって皆言うけど、歌舞伎はこれからだよ!」と、未来を見据える人間国宝の素顔と、芸の本質に迫った。

担当スタッフ

演出:大島新
ナレーター:窪田等
撮影:西村陽一郎
音効:中嶋尊史
制作協力:ネツゲン
プロデューサー:於保佐由紀、上野大介

情熱語録

いつまでも艶やかで、
煩悩を持って演じていたいから。
「こう思われたい」とか、
「こうしたい」とか、なんとかっていう…その…。
煩悩、だらけです。


全然知らない人から
「歌舞伎が最後ですから観てください」って…ハァ。

俺たちは
「歌舞伎は最後じゃないのにね、ってね。
5月にはすぐ大阪でやるんだけど」
って言うんだけど、
お客さんにすると
「歌舞伎はこれで最後ですから」
って言われるんだよね。

「最後じゃないんですよ」って。
これが始りみたいなもんですもんね。
(新しい歌舞伎座が建つまでの)3年間で
お客さんを逃がしちゃいけないですね。


(家族に凄いと言われると照れくさい?)
全然!
自分で最高と思ってやってますから。

終わってから「反省」、
やってるときは「最高」。
悩んで演じるなんてやってらんない。

お客さん見てるのに
自分は「最高」と思って演じてる
終わったら…幕が閉まったら、
自分は「最低」って。


(歌舞伎の真髄ってなんですか?)
なんだろうなぁ・・・
お客さんは要するに
楽しみに観に来てるんですよ、歌舞伎を
これで勉強をしよう!とかなんとかじゃなくて、
楽しみ観に来てるんだから。

たかが役者じゃないんですけども、
その楽しんでいる、楽しみに来てらっしゃるお客さんを
失望させないように、楽しませるのが、
私共の役じゃないかと。

たぶん、やはり色々なことを言っても
歌舞伎は娯楽の王様だと思うんですよ。
その自負はあります。

そりゃ確かに
さんまさんだって、紳助さんだってね
頭の回転が速くて、
たんたかたんたかやってますよね。

あんなもんに出たら10秒ぐらい、私なんて黙っちゃいますよね。
ほとんどそんでもってクビですよね。

あの頭の回転の速さはすごいなぁ〜思うけども、
でも、私どもは私どもでもって
また違う演じ方、やり方、
それでもって練り上げられて
一つのものを作り上げる。


(名台詞言ってキメるときは気持ちいいもんですか?)
そんなね、
名台詞言って「気持ちいい」なんてね。
すぐまた次の芝居がありますしね。
そんなの絶対ないですわ。

快感は衣装脱いでカツラ脱いだときですよ。
一日が終わったとき。

情熱の瞬間

▼「いつまでも艶やかに、煩悩を持って演じていたい」(23:03)199クリック
▼歌舞伎座4月公演の顔寄せシーン。錚々たる顔ぶれに「歌舞伎は娯楽の王様」(談:菊五郎)を実感。(23:24)172クリック
▼「名ゼリフ言って気持ちがいいなんて、すぐに次の芝居があるんだから(笑)」四月公演の初日を終え、巷の影と消えてゆく。(23:28)436クリック

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