なかなか感動的なお話でした。僕の出番は２シーンだけですが、映画「砂の器」に出てくる映画館の支配人役の渥美清さんみたいな役どころだな、と。出てきただけで笑いがあるというか、印象的な役になればいいと思いますね。僕は大阪出身ですが大阪弁をしゃべるのは３、４年ぶりくらいかな。「半沢直樹」の時も大阪が舞台だったけど、誰も大阪弁をしゃべっていなかったから、てっきり東京の話だと思って、大阪弁にしてなかったし（笑）。最近は年間６本くらい舞台を演出や脚本を含めてやっているので、つい無意識に声が大きくなってしまうんですよ。そこは気をつけましたね。
高畑さん演じる谷崎藍子がよく額に手を当てるので、「刑事コロンボ」みたいに思っていたら、「脳のしわを伸ばすように手を当てるようにしているんです」と言われて、なるほどなあ、と思いました。