■ 清水崇監督のコメント

『古代少女ドグちゃん』の監督からのコメントをお届け!
今回は、第5話「妖怪 カニ光線 登場!」の監督・清水崇さんです。

僕は、他の監督やスタッフにかなり遅れて参加したので、主役のドグちゃんや誠に会ったのも、別の監督の撮影現場にお邪魔した時が初めてで…「あ、この人が主役か…失礼しました」 みたいな状況だったのですが、皆さん、快く迎え入れてくださって本当に有難うございました!「お馬鹿な事を真剣に…」というドラマのコンセプトというかテーマが僕の共感するところでもあったのですが、井口監督がメインを張るとなると「中途半端なお馬鹿では、僕には太刀打ちできないだろうな…」と心配なところもあったのですが、視聴者の皆さんにどう受け取られるか?楽しみです。撮影自体は真夏の暑い中、ビチャビチャのシャツや体の汗を拭きながらの取り組みで(僕は特に汗っかきなので…)、現場での一番の思い出は「とにかく暑かった」の一言です。途中から遅れて参加し、準備もままならない中で、清水のわがままや気まぐれにお付き合いくださったスタッフ・キャストには感謝しております。僕の回の「カニ光線」唐沢俊一さんから聞いたところ、かなり昔の特撮ドラマで確か似たような、小林多喜二の「蟹工船」をモチーフにしたカニの怪人が出て来て光線を出す回があるらしいのですが、ちょっと見てみたい気もしています。しかし、チーフ監督である人が妖怪役で出てくるドラマってのもなかなか無いかもしれません。 しかも、撮影中にチラシを入手したのですが、時を同じくして、サブ監督の新作映画『蟹工船』が公開直前で(こちらは本家本元の原作を映画化したもの)現場で「これより面白くしてみせるぞ!」と冗談を抜かしていたのを憶えています(笑)※ドグちゃんの別の監督の回でゲスト出演した俳優さんもサブ監督の『蟹工船』にもでていたり…するようです。 脚本に大きな変更を訴えた僕に、シリーズの世界観や第5話でやるべき事などを一つ一つ説いてくれた三宅さん(第6話の監督:三宅隆太さん)にも感謝しています。ともすれば、遅れて参加し、シリーズの世界観を無視して暴走しそうだった僕を皆さんがサポートしてくれて完成へと導いてくれました。この回の妖怪:カニ光線役の井口昇さんや、ゲストの秘書:由紀役の宮下ともみちゃん、誠の従兄弟:洋介役の駿河太郎さん、それから予算の無い中、協力エキストラとして参加してくださった労働者役の皆さん…ここでは一人一人お名前を挙げる事は出来ませんが(DVD発売時には皆さんのお名前をクレジットさせていただけるよう、プロデューサーと約束してありますので、御了承ください)本当にお疲れ様でした!

『古代少女 ドグちゃん』第5話「妖怪 カニ光線 登場!」 監督:清水崇

〜ありがとうございました〜



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