■ 出演者コメント  窪田正孝
窪田正孝
『古代少女ドグちゃん』に出演されたキャストのコメントをお届け!
今回は、杉原誠を演じる窪田正孝さんです。

今作はオーディションから始まったのですが、内容を少し聞いただけで凄く興味が湧いてきました。「無礼香というお香があって、それを吸うと突然無礼になる」、「振り返ると鯉の化け物が無表情で立っているからリアクションしてみて。ちなみにこの役は、竹中直人さんだよ」これを聞いただけで、テンションがあがりました。オーディションだけで凄く楽しかったから、絶対やりたい!と思っていた矢先に決まったので本当に幸せでした。

誠の魅力は、少年のように純粋な一面を持っていることと辛い過去を経験しているからこそ持っている大人の一面とのギャップだと思います。映像の中でもその違いを感じていただけたら嬉しいです。自分と似ているなと感じたのは、前は引きこもりだったこと(笑)
あと、自分でも気づかないうちに、いつの間にか人を好きになっていたことです。でも、誠のようにあんなに真っ直ぐ人に意見できません。うらやましいです(悲)

谷澤さんとは、音楽好きが共通で「あの曲いいよ!」とか「そのジャンルは違う」とか、熱が入り過ぎると「イヤホンがダメなんじゃないの!?」「スピーカー、どうなってんだよ!」とか白熱して…。台本の読み合わせももちろんしました。どんな風にしたいなどとお互いに意見を交換していました。他にも、柄本時生くん、桐島里菜さんなど、年の近い子が多かったので皆で和気あいあいとしてました。学生時代に戻った気がして(笑)キャストだけでなくスタッフさんとも仲良くさせていただき、助監督さんや照明部さんの仕事の手伝いもしました(笑)「本番!」「照明部OK!」などなど…他にも、各話様々な役者さんが来てくださいましたが、3話「妖怪放置自転車」の田口浩正さんとは前にも一緒にお仕事させてもらったことがあって、その時は親子役だったから不思議な感じがしました。その感じをどこか引きずっていた自分を本当に助けていただきました。11、12話の「まぶたの母」は印象的でしたね。誠の中の一番の存在だったと言えるお母さんに化けて現れる最悪の妖怪でしたが洗脳されたり、拒絶したり自分の中で葛藤するのが凄く大変でした。

谷澤さんの衣装は、凄いと思いました。自分に置き換えれば常にパンツ一丁で人前にいることですよね?スタジオの他、街中にも行くわけで凄い度胸だと尊敬しました。素材はシリコンらしいのに鉄のように固い粘土で出来た精巧な鎧に見えたのがビックリしました。

苦労したのは、4話で誠が無礼香を吸ってドグちゃんに別人のように絡んでいくシーンですね。楽しんで思いきりやりたいと思っていた分、テンション上げすぎて酸欠になりました(笑)最後はドグちゃんに本気で頭突きとビンタをされました。あれは効きました(笑)

キャッチコピーは「ジャンクドラマ」でもそんなオバカな作品を監督はじめ、キャスト、スタッフ今作に関わる全ての人たちが真剣に完成に向かって取り組んできました。絶対に見終わった後今までに感じたことのないドラマの余韻を与えてくれると思います。引きこもりだった誠がドグちゃんと出会ってどう成長していくのか、ドグちゃんは、誠からどんな影響を受けていくのか、二人の絆はどうなるのか、どんな妖怪が飛び出してくるのか、見所はたくさんあると思います。是非ご期待下さい!宜しくお願いします!

〜ありがとうございました〜



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